彼岸入りして秋の風が気持ち良い日が続いていたが、久しぶりに先日 仲間と丸の内の三菱一号館周辺のスケッチに出かけてきました。
丁度、東京駅八重洲口の「グランルーフ(大屋根)」がオープンしたばかりで、早めに東京駅に着き、グランルーフを歩いてみたが、休日で朝早かったので、巨大な歩行者デッキには、人影も疎らで八重洲口の景観は一変していました。
しばし、デッキを回遊しながら230Mの大屋根は「光りの帆」をイメージしているそうで、その下を往復してみたが、新幹線側の壁には緑のカーテンが出来ており、ドライミストも設置されており、最高の空間が生まれています。
グランドフロアに下りると、過って通勤で通っていた八重洲口は これまでの混雑が嘘のようにすっかり変貌しており、丸の内側の新東京駅駅舎と共に東京駅のニュー・ランドマークの誕生となっていました。
さらに、地下街には東京の名店などが新装開店しており、魅力的な店構えが並び近いうちに訪れてみたい誘惑を感じますね。
丸の内に移動して新東京駅駅舎も一年前の混雑も無くなり、静かな朝の光景でした・・・
この日の目的地である三菱一号館は、丸の内に初めて建設された洋風建築で、過って丸の内の西洋建築街の切っ掛けとなったそうで、「一丁倫敦」(いっちょうろんどん)とも呼ばれて、3年前に復原され高層ビルが立ち並ぶ中で、異色な存在となっている。
スケッチポイントとしても有名で 多くの町画家のモチーフとなっています。
この日は、国際フォーラム前からの風景を描いてみました。
外壁の赤レンガの景観や窓・屋根の飾りなどが非常に魅力的ですが、表現には言い難いほど苦労しました。
国際フォーラムは、過っての東京都庁跡でもあり、 よく通っていたが今やその存在すら忘れかけているようで、通りには東京オリンピック2020の決定を知らせるかのように、5本の国旗掲揚塔が立っていました。
中庭には、イベント開催時には多くの屋台で賑わうが、この日は広場には秋の花が咲く静かなオアシスとなっており、吹き抜ける風を受けて筆を取りながら憩を取っていました。
ガラスで囲まれたフォーラムの中に入ると、船をイメージした近代建築の姿は、三菱一号館とは対照的な美を見せていました。
午後には、三菱一号館の中庭に移動して、美術館サイドを描いてみました。
中庭の一号館広場には、噴水や花壇、オープンカフェなどがあり、緑の木々やバラなどが優しい雰囲気が漂っていましたが、休日の為 混雑しており、その中でゆっくり描くのも躊躇し、一気に描きあげてブリックスクエアや仲通りを散策していました・・・
私も東京駅を通勤で使っていましたので、余りの変わりように浦島太郎ですね・・・丸の内+八重洲で東京駅も街になっていますね。