紅葉シーズンもピークを迎えた先日、東京の黄葉スポットである明治神宮外苑の銀杏並木から東京大学本郷キャンパスへ紅葉狩りに出かけてきました。
青山通りから絵画館に向かって延びる約150本の銀杏並木は、期待通りの黄葉となって黄金色に染まり、快晴の青空とのコントラストが何とも言えない美の世界が拡がっていました。
独特の先の尖った円錐形の樹形は素晴らしい光景ですが、この樹形を創りだすためには、どれほどの剪定作業が行われているのでしょうか?
槍を空に向けて突きだすような見事な形です。
4列の並木通りは、黄色いトンネルと絨毯を敷き詰めたようなお伽の国ですね・・・・
小春日和となっていたので、大勢の見物客で混雑しており、中にはこんな散歩犬も人気を集めていましたが、あの銀杏の匂いは犬は好きなんでしょうか?
噴水池公園から青山通り方面を望む光景が午後の陽を受けて、最高の景観となっていました。
噴水池公園では、恒例のフードフェステイバルが開催されており、丁度お昼時でもあったので、どの店も長蛇の列となっていましたね・・・・
この後、先日訪れた時には まだ見頃になっていなかった黄葉スポットである東京大学本郷キャンパスへと向かうと、ちょうどキャンパス内の銀杏は最盛期となっており、正門から安田講堂へ通じる銀杏並木は、神宮外苑にも勝る黄金色の世界となっていました。
並木通りの銀杏の大木は、その色鮮やかな黄金色に染まっており、落葉で敷き詰めた絨毯とともに素晴らしい光景で、この日もスケッチブックを拡げる画家が大勢見受けられましたが、銀杏とレトロな建物との調和した光景は最高ですね。
東大のランドマークである安田講堂は、この日も改修工事が行われており、工事の外壁には安田講堂の歴史が紹介されていましたが、あの東大紛争で機動隊による排除の光景が思い出されてました。
工学部前の大銀杏も見頃となっており、スケッチブックに写し取りたい誘惑に駆られます。
大木の枝が頭上に覆いかぶされるように延びており、まさに銀杏の王様のようで、毎年訪れるお気に入りスポットです。
工学部1号館前には、イベントは終わっていましたが、仮説のアーチが出来ていました。何を表現しているのか興味がありましたが、残念でした・・・
この日は、弥生キャンパスへと回ると、木曾ヒノキ造りの農学部正門が見られますが、本郷キャンパスの赤門と並び風格を感じます。
弥生キャンパス内も、本郷キャンパスに劣らぬ銀杏並木が見られましたが、見物客は殆どなく静かな光景でした。
快晴の銀杏の黄葉を満喫してから、陽も高かったのでさらに根津神社から谷中散歩へと足を延ばしました・・・
【続く】
イチョウは西欧の雰囲気で、世界が明るい気がします。
真っ赤な紅葉の彩りも美しいですが、銀杏の黄色の濃淡で描かれる美しさも格別で、画になるのはやはり銀杏が一番ですね。
今年も挑戦しています