久しぶりに、迎賓館赤坂離宮の主庭・前庭を参観してきました。
迎賓館の建築は、元東宮御所として建築された石造りの左右対称のネオ・バロック様式の建物で、どこから見ても豪華絢爛な景観が見られます。
外壁には、特徴的な青銅色のドームや石彫刻、列柱、窓など他では見られない荘厳な景観が見られます。
主庭中央の噴水には、水盤の上に噴水塔を囲むようにシャチや亀、鷲が配置され、四方には、ライオンの下半身を持つギリシャ神話に出てくる伝説の生き物「グリフォン」の青銅製の彫刻が装飾されて噴水を浴びる光景がみられます。
本館の外観は、エントランスや階段、窓など白亜の殿堂のような他では見られない壮観な景観が見られます。
主庭の西側には、国賓が訪れられた時に植えられた記念樹が多く見られ、中には傘を開いたような樹形の赤松の「タギョウショウ」が見られます。
前庭からの本館の景観も素晴らしく、中央部の屋根上には、天球儀や阿吽の鎧武者が配置されて和洋折衷の外観が見られます。天空議の周りには、金色の霊鳥や「五七の桐」の桐花紋が飾られています。
中門にも、金色の装飾が見られ、国内最高峰の西洋建築や彫刻などの豪華絢爛の雰囲気が創り出されていました。
正門近くの門衛所は、お土産売り場となっていましたが、屋根上には、鳳凰のような飾りも見られ、見どころとなっています。
中庭の中央通りは、石畳の路となって正面には、菊の御紋など多くの装飾が施された門で、国宝となっていました。
本館の建物や噴水など国宝に指定された悠久の美しさに感動を覚えた一時でした。