深川八幡宮の本祭り(水掛祭)の神輿を追いながら、深川の八幡様へ戻り境内の懐かしいスポットを巡ってきました。
鳥居前の大石灯篭は、取り囲むようにやぐらを組んで神輿渡御を眺める桟敷が設けれていましたが、驚きでしたね
境内には、江戸勧進相撲の発祥地として、大関力士碑や横綱力士碑などの石碑が建てられており、横綱の顕彰と相撲の歴史などが残されていました。
左の石碑は11代横綱の不知火横綱、右の石碑は12代横綱の陣幕横綱像が描かれています。
力士碑の裏側には、歴代の横綱名が刻まれていましたが、日馬富士まででしたね~
横綱碑の裏側には、国の重要文化財である「八幡橋(旧弾正橋)」が河川跡に架かっていますが、説明によると、アーチ部を鋳鉄製、引張材は錬鉄製の鋳錬混合の独特の構造で近代橋梁技術史上非常に価値の高い橋だそうで、結合部や梁の詳細部を見ると、大変貴重な歴史的建造物でした。
境内には多くの末社がありますが、中でも東の森に囲まれた弁天池のほとりにある朱色の橋の先に小さな祠の「七渡神社」は、八幡宮の地主神だそうですが、八幡様の喧騒から外れて静かな佇まいでした。
弁天池の端には、「木場の木遣りの碑」があり、神輿渡御を先導する木遣り節や近くの木場は木材産業の本場だったところで角乗など江戸の伝統を見られたが、懐かしい下町の伝統の息吹が保存されていました。
本殿前の東参道には、珍しい神馬像があり、八幡宮固有の神紋の三つ巴紋が描かれています。
八幡様から永代通りを越えて門仲の桜名所である大横川の巴橋へ足を延ばすと、桜の散歩道が延びており、昔夜桜見物に出かけた懐かしい想い出が甦っていた。
大横川遊歩道を歩いて深川不動堂へ回ると、富岡八幡宮に並ぶ参道には模擬店が並び、こちらも多くの参拝客が訪れておりお祭りのようでしたね。
境内の本堂の壁には、最近改造されたそうですが、梵字で不動明王の真言を具現化されて書かれていました。
この「真言梵字壁」はまさに祈りの言葉で包まれているようです。
境内の入口には、「深川龍神」があり、三体の龍神が清い水を吹き出しており、水鉢に願い事を書いたお札を浮かべると願い事が龍神へ届いて願いが叶うそうです・・・
札所には、大きなわらじが飾られており、願い事を書いた小さなわらじの絵馬が吊るされていました。
境内を一回りして隣の深川公園に出ると、「石造燈明台」があり、説明によると日清戦争の勝利を記念して建てられたもので、外壁には奉納者の歌舞伎役者名や地域の実業者など359点の石板が貼られているそうです。
久しぶりに深川不動堂の参道をぶらり歩いていると、「人情深川ご利益通り」として、仲見世らしい伝統のお店が並び、深川丼やあげまん、骨董屋など下町風情が溢れていました。
近代的な丸の内や六本木などに目が移りやすいが、この変わらぬ江戸情緒あふれた下町は、会社の近くでもあったので、門仲、月島は我が心のふるさとの街を楽しんでいました。
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