梅雨明け前のこの日も暑かったが、曇り予報の中で久しぶりに、横須賀ヴェルニー公園へスケッチ散策に出かけてきた。
横須賀には、これまでもマラソン大会や米軍基地の一般開放などで何度も訪れているが、スケッチに出かけたのは、2年ぶりだろうか?港町や軍港としての独特の風情があり、好きな街である。
JR横須賀駅前のヴェルニー公園からの眺めは、対岸に米軍基地の艦艇や潜水艦などの遠望があり、自衛隊の基地にも多くの艦艇や護衛艦が停泊して、これぞ横須賀という風景である。
この日のスポットは、駅前のヴェルニー公園を散策して『ベルニー記念館』と『逸見波止場衛門』を選んだが、バラのシーズンも終わり平日とあって、訪れる人も少なかったようだ。
逸見波止場衛門は、旧横須賀軍港逸見門の衛兵詰所だったもので、横須賀指定文化遺産となっていますが、そのレトロ感のある景観は素晴らしく、軍港時代の面影を残しており、両側から描いてみた。
銅板貼りのドームや八角形タイル壁の外壁など、明治末期頃の建築物の2棟の向き合った景観は、何とも言えないバランスがあり、面白い構図となっている。
「ヴェルニー記念館」は、この日は、休館日だったので内部の展示物は見れなかったが、その外観は、フランスのブルターニュ地方の住宅の特徴を取り入れた設計だそうですが、屋根の形状や屋根窓、煙突は、基地の風景との調和はないが、街路樹とプロムナードとの調和を描いてみました。
海沿いののボードウオークをぶらりと散策してみると、春のバラは終わっていたが、公園中央の開明広場や洋風あずまやなどを周り、潮風を受けてベンチから眺める基地の眺めも基地の街横須賀らしい雰囲気であった。
横須賀と言えば、誰しも連想する基地の街であるが、つい先日 原子力空母のジョージ・ワシントン(GW)が、出港したばかりのようで基地内の様子は知る由もないが、多くの艦艇・潜水艦などが接岸して静かな港風景が見られていた。
また、横須賀を唄う名曲 『これっきりこれっきりもうこれっきりですか~急な坂道 駆けのぼったら 今も海が見えるでしょうか ここは横須賀・・・・・・・』の「横須賀ストリー」の横須賀の街並みや海の輝きを思い浮かべていた。