関東地方は、すでに梅雨明けかと思える程、連日夏日が続いており、来週からは学校は夏休みとなるが、学校プールの開放時期がまもなくやってくる。
学校のプール施設を効果的に活用して、広く市民の健康増進を図ると共に、親子の触れ合いや、地域コミュニテイづくりの促進を図る為に、毎年、夏休み時期に地域住民へ開放されている。
プール開放事業の為には、地域の体育指導員や市民ボランテイアなどが、利用者の安全確保とプールの適正な管理が必要となり、市の教育委員会より指導者教育・講習を受けて委嘱される事になる。
講習会では、学校プール開放に必要な基本的な管理法と万一の事故発生に備えた救助・救命手当て の実践的な方法の訓練やAEDの使用法などの実践指導を経験して、事故防止に結びつけます。
自分も、体育指導員として毎年講習を受け、市民救急員として参加しているが、管理要領や水質管理などは改良されており、緊張をもって学習している。
また、救命救急法も、心肺蘇生法やAEDの使い方も、年々多少変更されている点もあり、何回受講しても、イザという時に問題なく実施できるかについては、疑問も少なくない。
今回の受講者にも初めて受講される人が多く、心肺蘇生法やAEDの使用について、頭で理解した通り実践できる人は、殆ど見られなかったが、何事も経験することが大切である。
最後には、プールサイドに出て監視方法の指導や、溺れかかっているモデルを見つけての救急の蘇生法を実践したり、緊張感が漲っていたようだ。
毎年、学校プール利用者は増えているようで、暑い日には一日100名近い利用者があることもあり、朝の受け入れ準備から終了の片付けまでは、緊張した長い時間が続くのである。
ご近所の家族連れや子ども達は、何よりも自由に家族や友達と安心してプール内で水と戯れることが、この時期の何よりの楽しみのようで、その笑顔を見ながら今年も無事役目を努めたいと願っている。