「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「瀬戸の夕凪」

2008年08月04日 | 季節の移ろい・出来事
「瀬戸の夕凪」何かしら絵になりそうな、詩の一つもひねってみようかという言葉の響きである。
ところが実はこれがなかなかの厄介者なのである。

夕方の6時前後から1~2時間、瀬戸内海を渡る風がピタッと止んで、海面は鏡の如く穏やかになる。沿岸域の空気の流れまで止まって息苦しささえ感じる凪の状態を、瀬戸の夕凪と呼ぶそうだ。

ちなみに、夕方、海風と陸風と交替するとき、一時海上が無風状態になろこと。夕方、波風がなぐこと、とある。

それでなくとも連日連夜蒸し暑さに耐えかねている。責めて日の陰る夕方からは涼しい風を求めたくなるのが人情だろう。なのに、この夕凪を通り越さなければ本来の夜の涼しさがやってこないという、自然とはむごいことをするものではある。

お昼寝のころには、野中の一軒家でもない団地の我が家ながら、風の通り道があって、そこに横たわれば心地よい一眠りに誘ってくれる。
しかし、夕凪になるころには、二階の窓から見える瀬戸の海も一日の疲れをいやすかの如く、ベターッと動かない。
もちろん近くの山の竹や木々も、枝葉を下に向けて、体力消耗を抑えているように見える。

地球温暖化防衛策として我々に直接出来ることは、省エネ・エコライフなどである。極力エアコンもガマンしてはいる。ガマンしすぎて体調を壊すと医療費を使うことで医療行政を圧迫する。一体どうすりゃいいんだろう。

可能な自己防衛は、基礎体力を養って暑さ寒さをある程度容認できる身体作りか。
今更手遅れかなー…。いやいや、少しキーボードから遠ざかることも考え、手頃なお城山登りでもして、思いっきりの汗をかき、お腹を減らすことから始めるかなー。その後の暴飲暴食が避けられるのだろうか。おぼつかない。

        (写真:二階の窓から遠く望む瀬戸の海・気だるそうな小山)
コメント (2)
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