「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「お泊まり」

2008年08月30日 | 家族・孫話
幼稚園年長の孫が一人でお泊まりしたいと言う。学校や幼稚園以外の生活では、兄ちゃんがいなければ夜も日も明けない次男坊が、勇気を振り絞って一人お泊まりに挑戦したのが3ヶ月前。その時は翌朝、早く家に帰りたくて仕方がなかった。

今回は、自ら言い出した一人お泊まり。3ヶ月前の経験がそうさせるのか、万事落ち着いた様子。要領も心得たもので、眠りたくなるまで下で散々遊び、眠気を催したらさっさと二階へ。横になったと思ったらもう寝息。

朝ご飯を食べたら散歩に出る。一人だと、長柄の網も要らなければ虫かごもいらない。どうかすると手をつないでゆっくり散策。例のタニシの卵が並ぶハス田のあぜ道。「じいちゃん、タニシの親子が抱っこしてる」と言う。よく見ると、田んぼの浅い水の中でタニシが交尾している。交尾の説明も面倒なのでさらっと通り過ぎる。この後タニシは更に新しい卵を産み付けるのだろう。

次は草むらに巣をかける女郎蜘蛛を指さし「じょうろうぐもはね、えいごでコガネグモって言うんよ」と教えてくれる。ちょっと違うけどなー、まあいいか、もうちょっと大きくなって説明しよう。

他にもあれこれ「じいちゃん…じいちゃん…」と彼独特の解釈の説明を受ける。
兄弟を連れる夕方の散歩とは全く異なる楽しさをくれる。最後に帰りがけの森のそばで栗の木を見つけて「栗とウニは同じなんよ…」と言う。「栗もねウニもね、トゲトゲの中から出てくるんよ」と。

ただただ「かー君は何でもよく知ってるねー」と言うだけ。
得意そうな一人お泊まりの翌朝散歩。頭の中が空っぽになり、新たなファイトが湧いてくる元気をもらった気がする。

        ( 写真:タニシの交尾 白い部分は、太陽光線 )
コメント (4)
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