「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「しつけって・・」

2008年08月27日 | つれづれ噺
しつけって何だろう。躾・仕付けとも書く。
親が子に・先輩が後輩に・周囲の大人が周囲の子供達に、世間の常識や人間らしい生活をしていく為の礼儀作法を身につけさせること。と理解している。

先日、世界の一流企業を目指そうとする某大企業で、クリーン作戦の一環として工場駐輪場のゴミ拾いをした報告がなされた。結果は目を覆いたくなる惨状あったという。タバコの吸い殻はもとより、菓子・アメ類の袋・ペットフードの空き缶、果ては焼酎の空き瓶まで。

これって躾の範疇なのか、単に会社に対する嫌がらせなのか、はたまたさほどにレベルの低い従業員を多く採用している会社なのか。深くを詮索しない、したくもない。しかし現実なのである。

「日本の若者達が、最近行儀が悪い、マナーが悪いと批判されるのは、多くの若者が『少しでもよくなりたい』という夢を捨て『自分はこれでいいんだ』と人生を降りてしまっているからです。経済的格差より自己評価格差の方がずっと問題」(坂東眞理子著「女性の品格」)

家庭でやるべき「しつけ」を、いい年をした社会人の集団であるはずの会社という組織の中で、何で今更…という声が聞こえてきそうである。しかし実際には、家庭や私生活ではこんなことはしないだろうと思われることが、会社という集団生活の中では平然と行われるという、人間の持つ弱さみたいなものを摘み取る必要はあろう。

長い会社生活を経験してきたひとりとして、後輩諸氏に誇りを取り戻してもらいたいなという気はする。逆に、誇りもプライドも持てない昨今の企業体質に問題ありなのだろうか。
8月末とは言え、心の中を秋風が吹き抜けるような一抹の淋しさを感じる。
セガレはどうなんだろう、もう手遅れか。ならば孫には厳しく行くか、それもどうかな…?

      ( 写真:しつけをすれば、犬とウサギだって仲良く遊ぶ…)
コメント (7)
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