「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「振替休日」

2008年10月17日 | 家族・孫話
運動会も、この頃では秋の風物詩とばかりは言えなくなったようである。
お互いの親近感を養うために、むしろ新学期始まって間もない5月頃に実施するところも多くなった。
でもやはりスポーツの秋と言われるように、9月・10月頃が馴染みやすい感覚はある。

日曜日に行われた運動会の振り替え休日。先生方の年間休日を調整するための当然の措置である。が、子供達がウイークデーに休むとなると、共働き家庭などは差し当たって、お守りの確保に右往左往することになる。

ばあちゃんがいれば何の問題もない。が、ばあちゃんもお仕事となると、急遽じいちゃんの手が借りたくなる。こうしてみるとネコの手よりましか…などとほくそ笑みながら大きな手を差し伸べる。
前日からお泊まりで、休みの日は朝からじいちゃんと2人きり。敵もさる者、じいちゃんの不慣れを見越して、洗顔・歯磨き・食事にトイレ。ものの見事にやってのける。

あとは、ばあちゃんの帰ってくる午前中を如何に上手に過ごすか、問題である。
3時間以上の長丁場、小手先ではごまかしきれない。ヨーシッ久しぶりに海の公園に誘う。大喜び大賛成。

クルマも使わずお手々つないで10分歩く。あいにく満潮で貝殻拾いにまでには間がある。ちゃんと整備された遊具や小型のアスレチックスなどもある公園なので、遊ぶには事欠かない。その上、忘れかけていたかくれんぼに鬼ごっこまでやらされる。

そのうち潮が引いて真っさらの砂地が顔を出す。 ♪ 今は~もう秋 誰もいない海 知らん顔して 人は行き過ぎても 私は忘れない 海に約束したから…… ♪
出来立ての真っ白い砂浜に、小と大の足跡を残しながら歩く。棒きれで砂に絵を描いたり字を書いて遊ぶ。

たまに、小さな漁船が白波を蹴立てて走り去る。孫と2人で独占したような海辺の散歩。頭の中まで風が通り抜けるような至福のひととき。今の生活にはこの瞬間があるから、全てがこなしきれる勇気をもらっているような気がしている。

        ( 写真: 大潮の満潮、打ち寄せる波に戯れるカー君 )
コメント (10)
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