「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「肩の荷」

2008年10月05日 | 趣味・・エッセイ
ここ3週間ばかり、爽やかな秋らしい、いいお天気の日が多かった割には、なんか頭の芯が重く、今ひとつスッキリしなかった。
肩も重い感じがして、ひょっとしたら思いも掛けない背後霊に取り憑かれて、肩を押さえ付けられているのかな…などと、ちょっと大げさに考えた。

背後霊??そんなわけないよなー。それほどのこともしてないよなー…と思う。
でも人間だからなー…いや、やっぱりそんなわけはない。

理由が今日分かった。原因もちゃんとあった。背後霊など全く関係ないことも判明。一安心。

何のことはない、およそ3週間前、自分で荷物を背負い込んで、肩にズッシリ荷をかけていたのだった。
背負い込むときはこれほど重く感じなかった。まあ何とかなるじゃろー…という甘い気持ちと、過去にも何度か背負った経験があり、ある程度持ち堪えられる感覚が残っていた。

でもやっぱり違うねー。その時その時で、肩に食い込む痛さに免疫などあろうはずがない。でも背負った最初の1週間でかなりの荷物を降ろしたはずである。
その後も、日に日に少しずつ軽くしていったはずなのに、最後の1週間になったころから、最初に背負ったときより遙かに重くなる感覚である。

こんなはずではなかった、一日も早く荷を降ろさなければ…と焦りが出てくる。焦りが肩に食い込む。何度も何度も背負い治す。もう背負い治しようがなくなった。後はあきらめが先に立つ。
もうこれ以上ダメだ。もう背負っていられない。投げ出す代わりに封書に収める。

軽くなった、肩の荷が降りた。ヤッタゼー!!兎に角背負い続ける期限の前に放り出すことが出来た。これで枕を高くして眠れるし、肩の荷に悩まされることもない。どんな荷物を背負っていたのか振り返ったら、なんのことはない、A-4用紙6枚が封筒に入った軽い軽い荷物だった。 なんだか夢みたいな話になってしまった……。

         ( 写真: 肩に食い込み、重くのしかかっていた「肩の荷」 )
コメント (14)
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