「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「秋の色 Ⅱ」

2008年10月04日 | 季節の移ろい・出来事
秋を象徴する色は色々ある。黄金色の稲穂が代表格なら、焦げ茶色のイガグリの中から、光沢のあるテカテカ茶色で転げ出る栗の実は、二番目に鮮やかな秋の色といえる。その味覚はもちろん、秋を代表する一つである。

「栗もね、ウニもね、同じなんよ。両方ともトゲトゲの中から出てくるじゃろ…」と言っていた、かー君。
あのイガイガの中から栗の実を取り出す瞬間がたまらないらしい。

この子にしてこの親有りとでも言おうか、栗林などを所有している職場の同僚に、わざわざイガグリを持ってきてもらうよう、お母さんが頼んだらしい。
頼まれた方も、子供の要求に応えようと、十分楽しめる量を持参してくれた。それを我が家の玄関前に放り出す。


待ってましたとばかりに、小さい足にばあちゃんのスニーカーを引っかけて、イガグリを上手に踏み開いて栗の実を取り出す。おっかなびっくり、トゲに触らないよう慎重に栗を拾う手が可愛い。
こればかりはじいちゃんもまだ教えた記憶がない。それにしても手つきがいい、いや足つきがいい。

小高い山を切り開いたところに幼稚園がある。高さ10㍍もある山の中腹から運動場に向けて長いすべり台が設置してある。雑木の生い茂る山肌が自然な遊び場所。毎日毎日山肌を駆け回る。この季節はドングリや栗を拾う競争も始まる。

そんな日常なので、イガグリの扱いも遊びの中で覚えたのだろう。
こんな自然がもたらす、それぞれの季節の色や木の実などに恵まれるなかで、大きく枝葉をひろげて逞しく育ってくれるとありがたい。
じいちゃんが丹精込めた芋掘りイベントも間もなくである。秋は秋でやっぱり忙しい。

        ( 写真:秋の色、いがぐりと栗の実 )
コメント (4)
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