「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「アニバーサリー」

2008年10月16日 | つれづれ噺
人間誰しも、一年のうちには記念すべき日、覚えておかなければいけない日、という記憶に残る日が何回かあると思う。

それこそ、人それぞれの価値観によるものだから、内容なんて問題ではない。
ペットを愛する人にとっては、ペットが来た日・逝った日。子供の誕生日。○○記念日。等々。

10月16日、我が家のメモリアルデー。お察しの通りで、説明不要とは察しながら、敢えて思い出話のひとくさり…。 
よその家のメモリアルなど…と思われる向きにはどうぞここからお帰り戴いて結構でございますですよ。

37年前、親類縁者・会社の上司・同級生などなどの一応真面目なお披露目が一つ。引き続き、会社の有志一同による、それなりのお披露目二次会。二つ合わせて延々6時間。ろくろく化粧を落とす間もないまま、旅行出発のプラットホーム。

30人近い猛者にグルッと囲まれ、お祝いの歌に万歳三唱、SLの汽車が入っても歌は止まず、ようやくかき分け列車のデッキ。行き先は明日の朝着く西鹿児島。長い長い汽車の旅、そのまま指定された自分の席に座るに忍びず、車掌さんと交渉してしばらくは次の車両でほとぼりさまし。

そんな大勢の人の温かみに包まれてスタートした2人旅。3人になり、4人になった。さらに2人が誕生し肝を焼かす。
それらの全てが、今振り返ればいとおしい日々の連続。

本来なら、どこかで食事でも…というところ。
それを、夕方の喧噪に紛れて危うく忘れかけていた。孫が帰り、静かになって夕ご飯を食べ始めて、ハタっと思い出した。今日の内でよかった。そして多くは言わず、ニカー……。「これからも頼むぜ…」を、缶ビールと一緒に飲み込んでしまった。

       ( 写真:スイカの彫刻、鶴亀 )
コメント (12)
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