「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「公開セミナー」

2012年02月12日 | つれづれ噺

          

春到来を思わせる暖かな日差し。風もない。
そんな陽気に誘われて、お友達から頂いた入場整理はがきを握って、NHK公開セミナー「平清盛」へ行ってみた。およそ50キロの道のり。海岸線をゆったり走る。心地いい。

今をときめく、NHK大河ドラマ「平清盛」人気の底力とでもいうのだろうか、会場に着いたころには長蛇の列。1600人入る会場がほぼ満席。
開館40周年記念イベントとあって、光市長さんの穏やかな笑顔の挨拶もいい。進行役のNHK山口放送局の若いアナウンサーの一生懸命さに、つい拍手したくなる。

ゲストは、平氏方の武将、伊藤忠清役で出演中の、元オリンピック水泳選手「藤本隆宏」さんと、平清盛チーフプロデューサー「磯 智明」さんのトークショー。
表に出ない撮影現場の生々しい話や、時代考証など、興味深い内容につい引き込まれる。

今夜オンエアーされた海賊船での戦闘シーン。海賊大将・兎丸役の加藤浩次さんは、立ち回りで鼻の横を本当に負傷して、自身の血が流れたのだそうだ。それを、如何にもメイクに見せかけながらそのまま撮影して、その後で治療した。とか、一日中かけて撮影しても、本番のテレビに流れるのはせいぜい10分くらい。今夜の1回分の撮影は、海上の戦闘シーンだけに手間がかかって、1週間以上を要したとか。

俳優稼業、実はこんなに大変なのだという生の声。こんな裏話を聞かされると「俳優などにならなくてよかった・・・」と負け惜しみながら思ってしまう。

それぞれがそれぞれの立場で、一つのドラマを作り上げることに精魂傾けているのがよくわかる。ゴロ~ンと寝そべって、お尻掻きながら観てはバチが当たりそう。
書物をひも解く時、書いた人の情熱やご苦労にに思いを致し、本はちゃんと姿勢を正し、感謝の気持ちで読むべきだ。という貴重なご意見も耳に残っている。

そうやって観る大河ドラマ、歴史の重さと共に一段と見応えを感じるようだ。

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横幅を広げる

一行の文字数を増やしたい