「賽は振られた・・・」「静かに結果を待とう・・・」などなど。2年半前にも同じようなことをして、同じようなことを考えてきた中学校同窓会。
ただ今回は少しだけ何かが違う。なんじゃろう。ようわからん。
「古稀というお祝いすべき年齢を迎えた記念の同窓会。何が何でも成功を・・・」
という思い入れが強過ぎたのかな。それとも案内状発送の前から、これまでにないマイナス情報が多く耳に入って来て、柄にもなく不安になっているのだろうか。
そんなものは弾き飛ばし、兎に角みんなに声をかけて、消去法によるマイナス要因排除で気合いを入れ直そう・・・と、なお一層燃え上ってきたこれまでとは少し異なる。
『そんな弱気でどうする!これまでもやってきたおせっかいではないか、やることをきっちりやっていれば、結果はおのずとついて来る。運を天に任せろ!!』
と叱る声がどこからか聞こえる。
そんな中で、ジャンボ自治会が所有する会館の一室を借りて、案内状織り込みから宛名シールの貼りつけなど、幹事12人がうまい具合に作業分担。あっという間に192通の封書案内状が出来上がった。明日は馴染の郵便局から発送する。その時こそ実質的なスタートだ。柏手でも打って、いい賽の目が出るように祈ろう。今は祈るしかない。
ところで、簡単に言ってのける「賽は振られた」という言葉。あのサイコロは、天地四方をかたどり、1が天、6が地、5が東、2が西、4が南、3が北を表わし、対面する数の和が7になる。本来は神に関わり、神に問い、神に捧げ奉る祭祀のものであったという。やがて勝負事につかわれるようになり、神の手から離れてしまったようだ。
ここは一番、神に捧げ祀る昔にもどって、いい結果が出てくれることを祈ろう。