今年になって何度かの大小スキー大会に挑戦した孫兄弟。
二人揃って入賞とか、二人が賞状を持って帰るという姿が見られなかった。
弟は小学校低学年の部では最高学年の3年生。体力気力ともに充実している。
大山の大会も猫山大会もメダルまでは至らないが、6位以内の入賞を果たした。
兄ちゃんは5年生で、高学年の部では6年生という先輩がいる。この1年の差は大きい。入賞ギリギリを行ったり来たり。悔しい思いをしている。
昨日行われた岩国市民大会では、二人ともそれぞれの部で1位。揃って賞状をもらってきた。もちろん褒めてはやるが、手放しで喜ぶほどスケールの大きい大会ではない。言うなれば井の中の蛙である。そうはいっても、「タイム」という厳然たる実力評価は出来る。
いずれにしても、今シーズン初の兄弟揃っての1位は、嬉しいに違いない、と思いきや、特別な感動も見せない。実際喜んでいるのはジジだけのようだ。
本人たちにとっては、岩国市民大会など視野にないみたい。お父さんを喜ばせるタイムが出せるかどうかが目標のようだ。そして、長野で行われる全国大会出場を賭けた、中四国予選に向けて静かに作戦を練っている様子。
「今回の1位で満足しちゃいけん、井の中の蛙に終わらず、大海を知ってこその実力ぞ・・・」と言って聞かせようと思ったのに、彼らはそんなことは先刻承知。
ジジの心配などよそに、彼らの方が遥かに大きな広い荒海を体験しているようだ。
ジジの出番がなくなるではないか・・・ア~ア、子どもの成長ってこんなに早いのか?