三脚に寄りかかる一脚
欲しいな、欲しいなと思っていた「一本足」を手に入れた。
なにはともあれカメラをセットして、ファインダーを覗いてみる。一本足だから前後左右には大きく揺れる。但し、上下に揺れることはない。これで、手ぶれの心配から解放された。今まで以上にいい写真が取れるに違いない・・・と思いたい。
大型電気店へ行って「一本足置いてある?」とうら若き女性の店員さんに尋ねた。
??こちらの顔を見るばかり。「カメラの一本足・・・」「あ~一脚ですね、こちらです」やっと話が通じた。あったあった。値段も手ごろ。いそいそとレジへ。
これは一本足ではなく一脚というのだ。三本足を三脚というのだから、一本足を一脚と呼んで何の不思議もない。そのくらい分かっていたが、敢えてぞんざいに言ってみただけ。
その昔一眼レフという重厚なカメラを買ったときに、しっかりした三脚を購入した。
しっかりし過ぎていて実に重い。よほどのことがないと持ち歩く気になれない。
そこで、重宝するであろう一本足、いや一脚である。持ち運び簡単、幅を取らない、どこにでも立てられる。手ブレを恐れず思いっきりシャッターが押せる。
但しそんな便利ばかりではない。なんせ一本足。自分で立ってはいられない。必ずカメラマンの手を借りるか、壁を頼りにするしかない。が、それはそれでいい。
三脚は三脚のよさが、一本足にはそれなりの便利さとよさが・・・。
猛スピード滑降する孫の雄姿を撮るのは、深い雪を掻き分け斜面で構えるのだという。重い三脚より軽量便利な一脚で事足りる。むしろそちらのほうが良さそう。
こうして選ぶのは私の判断。適材適所。間違ったら誰でもない選んだ私の責任。
「あなたは人事がヘタですね、不適材、不適所じゃないですか・・・」と詰め寄られる、大臣の任命責任者に聞かせてあげたいセリフですな~。