セカンドカーといえばかっこいいが、田舎暮らしの必需品、2台目の車を更新した。
主なオーナーはカミサンである。たった二人暮らしにクルマが2台。必要?と聞かれれば、必要と答えるしかない。
一旦2台の生活に慣れてしまうと、1台に戻すのは至難の業。どちらかの生活様式を替えるくらいの勇気が要るようだ。どのみち後しばらくで、必然的に1台で事足りる時が来るのは目に見えている。しかしそれが現実のものになるまでは、今までの気ままな生活を享受したくなるのが人情といものか。
お互いが仕事を持っていたり、色んな活動が未だ衰えを知らぬ身であったり、近くに住む孫の送り迎えなど現実的必要に迫られるとすると、どうしても辞められない、止まらない。
上を見ればきりがない。やはり下を見るしかない。
昨日まで11年間乗ってきたと同じタイプの軽自動車ワゴンタイプ。車幅といい長さといい、小回りが効くという点では確かに重宝するタイプではある。特に、何年たっても腕に覚えありとは言わないカミサンにとっては、恰好の代物。私だって、運転の気楽さという点ではこちらに乗る回数は多い。
既にご承知の通り、何もかもコンピューター制御になっているこの頃のクルマは、軽自動車だからと言って、価格が安いわけでは決してない。
向こう何年間か、贅沢をガマンするほどの出費ではある。それでも、公共交通機関を頼りに出来ない田舎生活。たとえ貧乏はしても、快適なクルマライフを選ぶことになる。
大安吉日。海は満潮。午前中に納車してもらった。
プーンと匂う新車の室内。かれこれ4年ぶりの味わいとなる。