昨年6月10日撮影。巣立ち前のアオサギのヒナ
きさらぎ初日。神棚にお神酒・水・お米・塩、そして榊を新しく奉てん。
二礼二拍手一礼。新たな月の初め、うがい手水に身を清めた私の、朝一番の役目。
古稀の祝い酒に酔った1月28日の翌朝。何やら一声、鳥が鳴いたような気がした。
「ひょっとしたら・・・」という期待をこめて向かいの雑木林を覗く。案の定、たったの1羽、昨年も最初にやってきた巣に停まって羽を休めている。
オオッ!帰ってきたか!!昨年6月に飛び立ったあのヒナだろうか。先ずは一声の挨拶と、巣の状態や住環境の偵察に来たのだろう。
ヒヨドリもメジロも、スズメさえも姿を見せないこの冬。アオサギが挨拶に来てくれたのはなんとも嬉しい。懐かしの恋人に再会した気分。
今年もあの命の営みを見せてくれる、と喜ぶ一方で、同級生のお通夜に参列するという憂き目に遭う、複雑な如月初日である。
直接の原因は「肝不全」ということだった。
にこやかな遺影を見ると「まだまだ早いよ!」と叱ってやりたくなる。
通夜式場には、ミニ同窓会でも出来そうなほど同級生の顔顔顔がある。
一足早く逝った彼にも乾杯を捧げよう。となると4月予定の古稀同窓会、何が何でも成功させねば・・・とつい力んでしまいそう。そこんところを、抑えてオサエテ・・・。