「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「終いの夜桜」

2019年04月08日 | 季節の移ろい・出来事

 

  桜咲く 前より紅気 立ちこめて 

  ゆさゆさと 大枝ゆるる 桜かな

 

昼間も夜も最高の花景色を見せてくれた今年の桜。
そろそろお終いを告げそうである。

昼間は会社のOBとともに、談笑の声高らかに乾杯をして、真っ白に咲いたソメイヨシノに目を細めた。
その夜、里帰りした倅夫婦や姫孫にせがまれて、花見の二次会、つまり夜桜見物に出かけた。

まさに、これほどの人が何処から湧いて出たのかと思わせるほどの雑踏と化した錦帯橋広場の夜桜。煌々たるライトに浮かぶ錦帯橋も見事だが、その上を行くライトに縁取りされる夜桜の艶やかさ。
正直、これほど目を見張る夜桜見物はいつ以来だろうか。

姫孫たちも大はしゃぎなら、母親はもっと興奮状態で、その艶姿をスマホに収めることしきり。
呉に帰ったらお友達にお披露目するつもりなのだろう、必死でシャッター押していた。

錦帯橋の桜まで、平成という時代の最後であることを意識したわけでもあるまいが、今年の桜は格別であった。桜が格別であったのか、こちらが勝手に去り行く平成と結び付けて、少しセンチメンタルになっているだけのことなのか、さてどっちだろう。
来年咲く桜は令和時代最初の桜となる。どんな艶やかさを見せるのか。鬼が笑いそうな「はなみ」の「はなし」になってしまった。

コメント (2)
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