「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「静かな幕開け」

2021年01月02日 | つれづれ噺

                                 

お正月といえば、玄関に大小の見慣れない靴が散乱し「足の踏み込み場もない」状態になるのが普通である。
こちらのペースなどあったものではなく、あっちこっちに引っ張り回されたり、まぁるいコタツのどこにも足を入れる隙間などない。テレビは「鬼滅の刃」はじめアニメのけたたましい音量に占領され、チャンネルの決定権ははなから放棄。

それがどうだ、今年の正月は、玄関のドアを開ける音もしなければ、余分な履き物の一足も並んではいない。テレビもこちらの思いのまま。コタツも家主夫婦の他に入るのは一人もいない。「氏神様に初詣に出かけようか」「人出のおおい三が日は避けよう」と、これもダメ。

普段やり残したことをこの際やってのける?その時間はある。しかし一旦緩んだ気持ちはなかなかしゃんとせん。せめて読みかけの本をめくってみよう。と思えば一気に睡魔に襲われる。そうしてこうして、結局はコロナを悪者にして「淋しい正月だねー」「寒さだけが身にしむつまらんお正月ねー」となってしまう。

ま、それもいいか、せめて明日まではそれを許そう。朝寝して食べて動かぬ三が日。これほど体重調整に影響を及ぼす悪条件はない。が、それも明日まで。と思ったら、一旦増えた体重と、緩んだ気持ちを元に戻すのにどれほどの努力が要るか、わかっちゃいるけど、やっぱり滅多に味わえぬこのイレギュラーなお正月。これはこれで大切に。兎に角明日まで。静かに幕を開けた令和3年のお正月を満喫しよう。

コメント (2)
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