「岩国市民はもとより、市外・県外の多くの人に岩国市の歴史、文化、自然、生活などを知ってもらい、郷土岩国に愛着と誇りを持ってもらう」という大義名分を打ち立て、2010(平成22)年1月に市民有志10名で発足した『岩国検定』。過去2回の検定試験を実施してきた。
実質5年目を迎える今年11月30日に第3回、岩国検定試験実施に向けて準備をすすめてきた。
おおよその準備も整い、パンフレットも出来上がり、報道機関への発表も終えた。
いよいよ3回目の検定試験本格的スタートである。「三度目の賽が振られた」ことに少なからず武者震いを覚える。何かを期待する気持ちと、一仕事の達成感を味わいたい気持ちが交錯する。
そんな意味からも、初心忘れるべからずで、精一杯の努力と積み重ねた知恵を惜しみなく発揮して、腕試しに参加される受験者に喜んでもらえる検定試験にしたいと思っている。
そんな気持ちを形にする一つの行動が、テキストブックに代わる“いわくに通になろう”のCD版の発行である。
第1回目は、このような参考書なしで、受験者の記憶と知識を頼りに試験を実施した。
案の定、「受験の参考になるテキストはないのか」という大きな声が上がった。そこで第2回目の試験を前に、我々の手でテキストブックを作成したところ、400部がたちまち完売した。
今回は、諸般の事情もあってパソコンやテレビ画面に映し出されるCD版“いわくに通になろう”を作成した。
是非気軽に手に取ってもらって、身近な岩国のことを幅広く感じとって頂けることを期待している。
ちなみに、CD版は送料込みで1000円を申し受けさせて頂いています。
これまで同様、問題作成にあたっては、あらゆる角度から検討を加え、問題を読むことで岩国の知識が身に付くよう工夫をこらしている。
歴史学者や考古学専攻など専門職のいない、平均年齢60代後半の市民グループが寄せ合う知恵には限界があるのは承知の上だが、受験者への『おもてなし』を忘れることはない。そのためにも理屈に走り過ぎず、可能な限りシンプルな文面を心がけ、問題を読む楽しさを感じて頂けるよう心がけたつもりでいる。
三度目の賽は振られた。一人でも多くの受験者で賑わうことを夢にみたい。
3回目となる検定試験、一人でも多く受験してほしいと願うばかりです。
受験するしないに関わらず、また成績が良い悪いは別にしても、我が町岩国を知る良い機会を与えていただいていると思っています。
知らなかったことを知る楽しみ、喜びを一人でも多くの人に味わってもらいたいですね。
成績を問うのではなく、今の自分の岩国度をチェックしてもらえたらそれで十分です。
一つでも二つでも新たな分野を知るのは、喜びにつながりますよね。
物知りばあちゃんになって欲しいものですね。