頑張って咲いたよ~と叫んでいるようなピンクのアマリリス
「あしたは咲こう花咲こう」と書いて、我が家に長年住み着いているアマリリスの開花を待った。あまり期待し過ぎると、それに応えようとして慌てて咲かせても悪いな~なんて思いながらも、今日か明日かと待ってしまうこの矛盾。
広島をはじめ世界の多くの人たちが期待して待った広島を舞台にしたGセブンサミット。その成果を期待するのと、アマリリスの開花を待つのと同じレベルで話をするのは不謹慎と叱られるだろうが、サミットの盛り上がりと全く同じ時期に開花を迎えると、世界の多くの人に小さな一つの花がもたらされる安堵感の期待を抱かせてほしかったね~とは思っている。無理かもしれないが、という但し書きを付けて。
地上から大きく伸びた花茎の先には6個のつぼみが付いている。明日にも咲くであろう柔らかく膨らんだつぼみもあれば、まだまだ当分先の開花を予想させる固くて小さなつぼみもある。全部が一度に咲いて華やかさを見せるのもいい。ひとつまた一つゆっくり咲き続けて長く楽しませてくれるのもまたいい。どちらを好むかを区分けするより、どちらもいいよと評価するのを一番喜ぶのはアマリリスであろう。
この二日間、何かに期待しながら何かの成果を、何か得るものを待つ一方で、肝心な役者を欠き、肝心な筋書きが抜け落ちた芝居を見るような心もとなさも感じていた。
先のことはよくわからない。いいほうに転ぶことを期待しながら、明日もあさっても咲くであろうアマリリスをほめてやることにしよう。
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