「世の中、ちょっとやぶにらみ」

本音とたてまえ使い分け、視点をかえてにらんでみれば、違った世界が見えてくる・・・かな?    yattaro-

「大花見」

2019年04月06日 | 季節の移ろい・出来事

           

恒例の会社OB会の大花見。
まさに絶好の花見日和に恵まれて、今を盛りの満開のさくらの下、約110人に及ぶ盛大な花見が行われた。これほどいい条件に恵まれた大花見は、近年には珍しい素敵な一日となった。懐かしい友との語らいも満足なものであった。

そんな中でただ一つ残念なのは、昨年まで長く一緒に参加して来た同級生が、今年から来なくなったことである。
格別体調が悪いわけでもなく、むしろ山奥ののんびり暮らしで元気そのもの。そんな山奥ののんびり暮らしが身に付き過ぎて、麓まで下りて酒を飲むなどという行為そのものが億劫になったようである。まして飲酒となればクルマを使えない。公共交通機関などないに等しい。

そんなわけで、街中でのこのような会合に、出るのも帰るのも大仕事。タクシーなど使えば、お迎え料金など含めると大変な出費になる。そこでとうとうOB会を脱退したいと言い始めた。事情が理解できるだけに止めることも出来ない。

彼のような理由や、高齢化で年々参加者は減る一方。かつては200人近い参加者であったものだ。
かく言う自分自身もいつまで参加できるのか、自分にも、誰にも分からない。
それだけに、いつもながらの言い草ではあるが「過去は過去、未来の保証など無いに等しい」ということで「今を大切に」「人間やっぱり今が旬」を改めて胸に刻みたい。

中学校の喜寿同窓会でもぶち上げた言葉でもある。今、存分にやっておかないと!!

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「KKDフォーティエイト」

2019年04月04日 | おせっかい

           

錦帯橋周辺の桜が満開を迎えようとする、2019年4月3日の喜寿同窓会。笑い声の絶えないいい雰囲気の中で無事終了。肩の荷を下ろして大きな大きな深呼吸。今は空気までおいしい。

正午0時を合図に先ずは記念撮影を。その計画通り、一人のドタキャンもなく、全員時刻に遅れることなく集合。先ずはこれで幹事としてはノリノリである。動きの緩やかな皆さんに、ジョークやハッパを飛ばしながらゆっくりの整列。何回言ってもはみ出したり、人の陰に埋もれたりするのを、直接腕をとって「ここまで上がって」と肝を焼く。小学生の学年写真を撮るのでさえこれほど手も肝も焼かないだろう、と思うくらい手間がかかる。子どもに返るってこのことを言うのかな。これもまた笑いのタネになる。

無理もない、集合写真を撮るころには、懐かしい顔との出会いや、数年ぶりの顔合わせで既に同窓会は盛り上がっているのである。まだ乾杯もしていないのに、同窓会雰囲気にどっぷり浸かっているような。先ずはこの時点で「あぁ、やってよかった。人数の多い少ないが成否の別れ目ではないな~」と一人合点しながら、会場係員に脚立の上からシャッターを押してもらって、やっとこさ集合写真終了。

いよいよ開会セレモニーへ。スーツのポッケに忍ばせたストップウオッチを左手に取り出し歓迎の挨拶を。イントロは一応型通り。続いて「川下中学校喜寿同窓会に48人。今風にいうならKKDフォーティエイトの集いとでも申しましょうか・・・」。理解できた人から拍手が沸いた。川下のK、喜寿のK、同窓会のD、48人の出席でKKDフォーティエイト。ここまで言わせられちゃ身も蓋もない。そんなあれこれで3分52秒。やっぱり長すぎたかと少し反省。続いて一人ひとりの名前を読み上げる「出席取り」。これは初めての試みで、反応を少し気にしたが、結果オーライ。誰もがその気になって「ハーイ」と答えてその場に起立し、みんなに顔を見せることで一段と華やいだ。

今回も一次会・二次会あわせて5時間を用意した。一次会など何をやったのか分からないうちに過ぎていく。二次会ではカラオケ仲間はすぐに輪を作る。二次会の乾杯に先立って「カラオケ大いに結構。ですがここは同窓会であってカラオケ大会ではありません。オレが歌っているのに誰も聞いてくれん、などと言わないように」。釘を刺すのも幹事の役目。

そんなこんなで、色々感じていた不安も一挙に吹っ飛び、終わってみれば「最後と言わずにまた是非頼むよ」などと無責任な言葉に圧倒される始末。「今回が最後の同窓会」とふれこんで来たこちらの思いへの抵抗勢力の圧力なのである。

           

開会の挨拶の後すぐに「幹事代表今一度ステージへ」と促された。「エッ、なんで?筋書きになかったじゃ」と思う間もなく背中を押されてステージへ。男の幹事がなにやら読み始めた。「『勝手に感謝状』〇〇殿」ときた。「長きにわたり、常に代表と言う立場で・・・・・・中略・・・・・・そして後略」いつも頼りにしてきた女性幹事さんから、豪華な花束を頂く羽目になった。

渡すことはあっても受け取る側になることはない、と思ってここまでやってきた。
この思いもよらぬサプライズには、胸の奥を揺さぶられた。感謝の言葉より先に鼻の奥がツーン、目が潤んでみんなの顔が見えなくる。しばし間を置き、なんとか思いの丈の十分の一を述べて、ただただ感謝の一礼を。

平成4年、50歳の「人生の小休止同窓会」から27年間で8回の同窓会をおこなってきた。その中間には「ミニ同窓会」と名付けた飲み会を何度やってきたことか。それは、いい仲間とつるんで何かをやっていたかっただけのことだったと思う。
中学時代は、無口で内気で、存在の薄かったあのケンちゃんが、今こうして同級生の前で花束を受けるとは。同級生って、同窓会ってええもんじゃねー。幹事などはつまらん仕事だとばかり思わず、なんでもやってみるもんじゃねー。それも同じやるんなら一生懸命がいいのかも。などとのたまわっていますが。

残りの方が少ない人生で、また一つ勇気をもらった。もうしばらく、老いに負けずにがんばってみっかな~。

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「いよいよ明日!!」

2019年04月02日 | おせっかい

             

会場探しと共に会費の決定など、一番最初に開いた幹事会から約半年。
中学時代の仲間による「喜寿同窓会」の本番がいよいよ明日に迫った。
胸躍る部分と、なんとか無事に終わればいいが、という不安が頭をよぎる。

準備には万全を尽くした、つもり。四方八方尽くせる手は尽くした、つもり。全ては結果が決めること。万全な準備も尽力も、結果よければ全てよし、の世界。だから今は、あれこれやった、つもりでとしか言いようがない。

160人の案内に対し48人の出席。率にして3割ちょうど。プロ野球選手の打率なら、来年の年俸アップ間違いなしの数値ではあるが、同窓会出席率としては、幹事の腕前評価は当落の別れ目、痛み分けと言うところか。

出席する人はもちろん大義名分をもって胸を張ってやって来る。でも出席しない人にもそれなりの事情や立場など複雑な思いがある。などと考え始めると、出席率3割はオンの字と言えるのかも・・・・・・などと自己弁護してみる。

横断幕、顔写真入りネームプレート、歓迎の挨拶状、出席者名簿、などなど両手に余る持参品のチェックリストも作った。開会セレモニーでしゃべり過ぎないようストップウオッチもスーツのポケットに忍ばせた。

不甲斐ないカープの負け試合を早々に切り上げて、最後の点検も済ませた。
歓迎のあいさつの内容を今一度推敲。もっと短く、もっと分かりやすく、記憶に残る内容も少し盛り込んで、スンナリ聞いてもらえる言葉選びを。ウーン、明日は睡眠不足かな。
お節介もここまで来るとちょっと疲れるねー。喜寿と言うお歳のせいかな。

隣の荒れ地に、どこから飛んできたのか可憐なイトスイセンのひと株。
「がんばりんしゃい」と背中を押してくれるような。

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「新元号は『令和』」

2019年04月01日 | ニュース・世相

         
              平成を受け継ぐ新元号『令和』を発表する、菅官房長官

日本中が、いや、ある程度の世界が注目したであろう日本の、平成を受け継ぐ新元号。『令和』と決定した。
1カ月後には、この「令和」という新たな元号によって日本が動き出す。日本が動き出すということは世界が動き出す。

但し、現在では多くの国が「西暦」を採用しているため、1300年超の歴史のある慣行とはいえ、日本固有の元号制度であるため、世界中が受け止めてくれるわけではないことは、頭の中に入れておきたい。
そうは言っても、日本古来の天皇制では、天皇が変わるたびに新たな時代が生まれる。その生まれた新しい時代に命名する。人間一人ひとりに名前があるのと、基本的には似通ったものである。

今上天皇がご存命の内に「退位」を決意された。そして59歳になられた皇太子殿下が皇位を継承される目出度い儀式である。明治にしても大正・昭和も、天皇陛下が亡くなられた直後に、あたふたと皇位継承というパターンで来たのが、今回は特異な形で、ゆったりじっくり皇位継承のしきたりや儀式が運ばれるのは、少し安心した気持ちで眺めていられる。

新年度元号「令和」はどうして生まれたのか。どのような経緯があったのか。それらも明確に、官房長官、内閣総理大臣からの言葉と説明で納得がいった。改めて令和という時代を何年生きられるのか、新たな楽しみが生まれてきた。

             

『令和』の出典は、遠く万葉集の、梅の花を讃える和歌の字句から、意味合いも文字そのものも問題なしとして、日本を、各界を代表する有識者によって決定をみた。早く馴染んでいけたらいいと思う。

おふくろがよく言っていた。「明治・大正・昭和・平成という4代の天皇陛下に仕えて来たワシは幸せ者じゃ」と。そこへいくと小生など昭和・平成・令和と、せいぜい3代止まりであろう。
穏やかで、少しだけ右肩上がりの世の中であって欲しい。決して多くは望まない。 

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