畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

泥棒カラス!

2015-10-27 12:25:44 | 暮らし

 明日からは天候が下り気味と言う事で、朝から山の畑へ急いだ。
悪い事にスベルべママは、日中の肝心な時間帯にパートを要請され出勤。

 軽トラで一足早く行き、さつま芋掘りを始めるとスベルべママは乗用車で出勤までの間に手伝いに。
しばらく夢中で働き「トーちゃん、お茶にしよう」と声を掛けられ仕事を中止。

 「ワッ、えーん」とスベルべママの嘆く声。
驚くと「カラスにやられた―、おやつ全部食べられた―」なんて言う。



 なんと、飲み物とおやつを入れたレジ袋が破られているではないか。
「大きなシュークリームとワカサ芋が入っていたのにー」と嘆くが残っているのは空き袋だけ。



 その場で食べて空き袋だけは残しましたね。
「ワカサ芋」の包み紙も、その場に落ちている。乱暴なのか行儀か良いのか持ち去らず食べるなんて。



 しかも、この「シュークリーム」には丁寧に大型という印刷も。
昨日スベルべ会議で仕事にならず、スベルべママの従姉が、手伝いついで持ってきてくれたおやつだったとか。



 それにしても何時の間食べたのかなー。初めは柿の木の向こうでさつま芋を掘っていた。
そして、次に反対側に移動して、別の種類のさつま芋を掘り始めたのだった。



 いつ、食べられたのか全く分からない。知能犯だなー。
そう言えば、二か所目のさつま芋を掘っている時に「カー」と一声大きく鳴いて杉林に飛んで行ったっけ。

 あれは、行儀の良いカラスで「御馳走様でしたー」なんて鳴いて行ったのかな。
いや、それとも「やーい、馬鹿かめー」なんて笑い声だったのかなー(大笑)。
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テーブルから溢れるような野菜たち

2015-10-26 04:18:37 | 野菜

 いよいよ秋も深まって来て秋野菜も盛りになって来ています。
「農天市場」のテーブルには溢れんばかりの、多くの種類の野菜が並びます。
 
 紫色の小松菜「紫祭り」とか、チンゲン菜と小松菜の交配種「味美菜」、
「アスパラ菜」に「高菜」と多種類だけれども、面倒だからどれも一束100円!



 上のニンジンセットは白いニンジン、黄色いニンジンと入って100円。
でも、下のキンピラセットは牛蒡も加えて有るから200円です。



 クレソンなんて100グラム以上入っています。
自慢は「新鮮サラダセット」で、無農薬の野菜がなんと15種類も入っていますよ。



 特徴的な色の「赤リアスカラシ菜」とか「スイスチャード」とか・・・・。
夫婦で収穫を分担し「今日は何セットー」とか話し合いながら数を数えて採っています。



 今年の春はゼンマイも沢山採ったから並べています。
100グラム1000円はお買い得。普通1キロ1万円では買えませんからね。
 


 これも「農天市場」の目玉かな。間引きの大根です。
レシピも展示していますが、レシピなんて言われない簡単な方法。でも試食すると美味しさにビックリしますよ。

 皮を引き、半割、四ツ割にして醤油と味醂を合わせた漬け汁に浸すだけ。
大根を何回にも分けて蒔いているスベルべならではの、連続出荷の間引きです。



 もちろん、焼き芋もホカホカに焼き上がっていますよ。
蓋を取った瞬間に、美味しそうなにおいと湯気が立ち上ります。

 7月から頑張って来た「農天市場」もそろそろ終わり、閉店を考えなければならない時期になりました。
例年、11月一杯で店を閉めていますから、もう一カ月ほどで営業が終わります。
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朝日に輝く秋の畑

2015-10-25 05:39:53 | 野菜

 連日同じようなアップになります。
朝日に輝くのは「ルビーリーフ」でしょうか。



 ミニチンゲン菜「シャオパオ」です。
三回目の種蒔きをした小さな「シャオパオ」も順調に育ち、この時期のマルチの効果を実感。



 ジャガイモを作った後の秋野菜のメーンの畝群。
大根も順調に育ち、昨日から本格的に収穫を始めています。



 大根の畝の間に作った平畝でも葉物野菜は順調に成長。
何種類ものサラダ用野菜が育ちまさにサラダ畑です。



 さて、表は明るくなり始めカラスの鳴く声が聞こえ始めました。
今日の「農天市場」用の野菜を採りに間も無く山の畑へ向け出発です。
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掌中の玉「秋野菜」

2015-10-24 05:24:14 | 野菜

 霧の朝でした。
暗いうちに仕事に出ても、能率が上がらないため最近は朝食の後に山の畑に向かう。



 冷たい朝霧の中で野菜の収穫を始めます。
ウインドブレーカーのパンツはたちまち朝梅雨で濡れ、靴の中にまで進入する。



 こんな風に、北西方向を見ます。
あの杉林の彼方に日が沈むまで、また働くのでしょうか。スベルべ夫婦は。



 キャベツをチェックするスベルべママ。
アオムシの害など気にならないけれど下から潜り込む「ヨトウ虫」にはお手上げです。



 少しずつ、槌で汚さない工夫をして葉物野菜から収穫します。
葉物野菜を採り終えたら、「ラディッシュ」などの根菜の収穫へと仕事は移る。



 本当は誰の手にも渡したくないような、スベルべ夫婦の野菜です。
柔らかく、甘くて、優しい味ですよ。作り手に似ているとも思えないけれど(笑)。

 昨日は興味深い話を「越後の台所 すずきち」の仕入れ担当スタッフがされた。
「スベルべさんの野菜って不思議なんですよね、萎れた物でも水に入れたら元通りになるんですよね」

 うーん、ホントかな自分でも不思議なお話です。
我が家の滅多に最後まで生長せずに虫の餌になるキャベツも、出来た物は不思議と長持ちするそうですが。
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連載42『駒の小屋番』(その2終り)

2015-10-23 05:41:43 | 自然


   駒の小屋番(2終り)

運良く在宅の「Yさん」に解説をしてもらいながら見学した。
感心して眺めていると、私の毛糸の丸い帽子を被った風体からか、
突然「あなたも何か芸術関係の事をしていますか?」と質問された。

 私は酒飲みにかけて「私はノミイッチョウです。」と答えた。
すると重ねて木彫も大家の彼に「何を彫るのですか?」と質問されてしまった。
「すみません、こちらの方です。」と左手で猪口を持つ仕種をした。
すると彼は「あーそうですか、済みません冗談も分からないで」と謝る。

 緻密な作風の作品と共に、彼の人格にも惹かれるものを感じ始めた。
 越後三山が月明かりに浮かぶ、冬景色の一点を予約した。
「刷り上がりが、展示している物と同じに仕上がらないかも知れません。
気に入らなかったら遠慮なく断ってください」とまた謙虚に言われる。

 一通り作品を見せていただいた後、喫茶店で話しをした。
私が「若い頃の私の夢の一つに、駒の小屋に番人として入ると言う事もありました」と言うと、
すかさず「今度是非私と交代して下さい。」と言われ返答に詰まった。見事に一本返されたのかも知れない。

 淡々とその後を継いで話されるには、最近は昔と違って駒ケ岳も登山者が増え、結構喧騒の様子。
「ゴルフよりは手軽だと、定年退職した高齢者が大勢来るのです」私もその話を聞き、
益々小屋番志願は返上する気持ちになった。

 最後に「駒ケ岳は2002.7mで昨年の七月はいつもの年より、登山者が多かった。
今年は切り上げて2003mだから増えるのだろうな。」と言われる。
それも承知の上で、今年は久しぶりに「越後駒ケ岳」に登ってみようかな。
「Yさん」と、そして古い思い出に会いに。

            (終り)
コメント (2)
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