幼児用の絵本侮るべからずですね。
描いた画家は女性のようだけれど、資料はどういう風にして入手されたのでしょう。
お、スベルべ青年が窓から顔を出していますよ。
と、言いたいところですが右端の席は副操縦者の席で、正操縦者、責任者のスベルべはいつも外からは見えない真ん中。
極度の緊張を強いられる実作業も大変だったけれど、作業後の後始末も大変。
機関士に、除雪部の中に入ると通告していても、やはり怖かったですよ。ゴトンと掻き寄せ部が回ったら潰される。
事実、北海道でしたがこのDD53よりも一回り小さいDD14の清掃中に機械が回って死亡した事故も発生。
少し小さめに描かれていますが、回転翼なんてスベルべの慎重ほども有りましたからね。
最後のページには詳しい構造まで描かれていました。
そして、全体の編成まで描かれていますが、プッシャーと言う後押し機関車まで入れて3,000馬力だったのかな。
これを見て作者の絵が国鉄から得た情報によるものだと理解しました。
重ねて言いますが、下の絵のロータリー部が改悪後の絵。初めは運転室は投雪口の前に有りましたからね。
何回も紹介している写真ですが若き日のスベルべが茶色のウインドブレーカーを着て初期型のDD53-3の前に立つ。
官給品の紺色のアノラックを嫌う、少し生意気な20歳代のスベルべでした。
ま、心意気と思っていただいたら嬉しいのですが、定年退職間際の先輩たちまで叱咤激励していましたから。
1歳4か月になる孫が「ポッポ、ポッポ」と言いながら読むことをせがむようになりました。
パソコンからこの写真を取り出して見せましたが、まだ説明してわかる年齢では有りません。
何時の日にか、孫が呼ぶところの「ジーちゃん」の雄姿を見せてあげることにしましょう。
(終わり)