夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

ピエール・ルメートル著「その女アレックス」文春文庫

2015-03-10 23:16:22 | 本と雑誌
その女アレックス (文春文庫)
ピエール ルメートル
文藝春秋



男が振り向き 声をかけようとするほど美人のアレックス
彼女は白いバンに詰め込まれ男にさらわれる

男は見たいものは淫売の死だーと全裸のアレックスを木の檻に監禁する


誘拐現場を目撃した男性から通報あり かつて妊娠中の妻が誘拐事件の犠牲者となり惨殺されたカミーユ・ヴェルーヴェン警部が嫌々ながら捜査にあたることになる

その経験から誘拐事件だけは担当したくなかったカミーユだがー


必死の捜査で女性を誘拐した男の身元が判明するも ヴィダール予審判事の判断のためにー容疑者は死んだ

容疑者は行方不明の息子が女に殺されたと考えており 復讐しようとしたのだ


檻の中で弱っていたアレックスは男の目的が 自分をネズミに食い殺させることだと気付き慄然とするも 自由になるために ネズミを利用することを思いつき ネズミと戦う

アレックスの監禁された場所を警察が発見した時 アレックスは既にその場所から消えていた

警察側とアレックス側との様子が交互に描かれる


やがてアレックスが残忍な方法で男たちを殺していたことがわかる

男に近づき その欲望を利用して気をひき殺していく

アレックスは6人殺した

ホテルの一室で死体となって発見される

アレックスは男女6人をいかなる動機で殺していったか

彼女は犯人でありながら被害者だった

痩せた少女のアレックス まだ11歳ばかしの彼女を その異父兄のトマ・ヴァスールが毎晩犯し続け なお他の人間たちにまで抱かせていた

挙句 アレックスの女性らしい部分は酸で焼かれた

トマは言う 妹は情緒不安定でーと



命を懸けたアレックスの異父兄への復讐をカミーユは完成させてやる

予審判事のヴィダールは言うー「まあ、真実、真実と言ったところで・・・・・これが真実だとかそうでないとか、いったい誰が明言できるものやら!
われわれにとって大事なのは、警部、真実でなく正義ですよ。そうでしょう?」

カミーユは微笑み うなずいた。-



正義は確かに行われたのだー



映画化が進んでいるーそうです

散財

2015-03-10 17:18:42 | 子供のこと身辺雑記
姑の家には最近の便利な調理器具は余り無い 

昔ながらの道具を工夫して 家事をこなしてきたのだと思う 

辛抱の人なのだ 


中途半端に私の影響を受けてしまっている主人

怪我の為に会社を休んで療養中の主人は 退屈しのぎで台所に椅子を支えに立っていると あの道具があればーとか この調味料があればーと思うらしい 


不便がるから ちょっとずつちょっとずつ調理器具も差し入れをしている  


本日は鍋を傷めないシリコン素材のレードル類など









オマケ
姑と眼科から戻ってきたらーまた道具を広げてパンケーキを焼いていた主人 

長男のおやつにも持って帰れーと 

 


楽しそうに焼く主人いわく 一緒に焼くものの組み合わせを考えたら商売にできないだろうかとー

お彼岸の連休には主人のお兄さんが大阪から来るそうで おやつに焼いてやるのだと 
だからまた粉と卵を買ってきておいてとも 

私の気分は子供にオモチャを買う母親のようです(笑)

乃南アサ著「いちばん長い夜に」(新潮文庫)

2015-03-10 14:42:35 | 本と雑誌
いちばん長い夜に (新潮文庫)
乃南 アサ
新潮社



「いつか陽のあたる場所で」「すれ違う背中を」の小森谷芭子と江口綾香の物語
大学生の頃 ホストに貢ぐお金ほしさに昏睡強盗をした芭子 
このままでは子供まで殺されるーと夫をころしてしまった綾香

刑務所で出会い助け合って生きてきた二人の女性

綾香はパン職人を目指すようになり 芭子は祖母のものだった家を改装してペット用の服を作る自分の店と 綾香のパン屋にできたらーと夢を描いている

綾香にはのこしてきた男の子がいる

罪を犯したことで家族とは絶縁状態の二人だが 芭子は綾香の様子にひそかに仙台へ行き 綾香の息子の消息を尋ねる
それは東北を大地震が襲った日だった
とにかく東京へ戻ろうとする芭子は男性とタクシーの相乗りをすることとなる

震災前 震災後

生命は無事でも何かが大きく変化した


綾香はボランテイアにパンを焼いては東北へ届け 瓦礫の片付けや様々な復興への協力をする

芭子とタクシーの相乗りをした男性は 東京からの新幹線でも芭子の隣に座っていた人物であり 芭子との出会いに運命を感じていた
その男・南は弁護士

悩んだ末に芭子は このまま付き合い続けて「この人を傷つけてはいけない」と 自分の過去を話した 前科持ちであることも



南は芭子と付き合い続けることを選択した
綾香も彼女の過去ごと受け入れてくれた老夫婦とパン屋をやっていくことになる


夢は変わっていくけれど 綾香と芭子と
二人の姉妹のような家族のような友情は変わらない

クリスマス近く 綾香の焼いたシュトーレンが芭子へ届く
芭子は綾香のクリスマスプレゼントのセーターを編む



原作とは少し登場人物などの変更ありでNHKでドラマ化されました




偶然 乃南アサさんは仙台へ作品の為の取材に行っていてーそれが3月11日
大地震を経験されたそうです

それが「あとがき」に書かれています

解説は佐久間文子さん


前科持ちという言葉は重い

罪を犯すか犯さないかのさかいめ

切なくやるせなく
心の底から笑うことにすら怯える


前科がある人だから 偏見の目で見ないとは言い切れない

生きていくこと
生き続けること


乃南アサさんの書かれる物語は 読み手に問題をつきつけているようにも感じられます


もしも隣で芭子が暮らしているとして 自分は受け入れてあげられるだろうかと


月曜日は買い物をしてー

2015-03-10 00:19:31 | 子供のこと身辺雑記
長男が登校してから 税理士さんへ持っていく「必要なモノ」まとめて鞄に入れてー
姑の家へ

主人から買ってきてほしい品など言いつかり

それから税理士さんのところへ向かって
少し早く着いたので 遅めの昼食を近所の店で食べて時間つぶし









サラダ オムライス デザート コーヒーのセットです


帰り道 頼まれた買い物をして 再び姑の家へ

明日は姑が眼科行きなので迎えに行く時間の打ち合わせなどして

の自宅へ向かう帰り道では 犬と猫のフードとおやつを買って

帰宅後はまずは留守番の犬さん猫さんにおやつあげて 少し構って

それから夕飯の支度をざざっといい加減にして


出来上がる頃には長男が帰宅



ご飯は炊飯器でタイマーかけて炊いていますが 時々押したつもりで スイッチを押し忘れている時があります

で そんな時は 炊飯器の早炊きメニューで炊きますがー
用心のために電子レンジ用の鍋でもご飯を炊きます





電子レンジにて25分加熱で炊き上がり
2合までしか炊けませんが 急ぐ時には助かります

炊飯器と違って おこげも少しできるのが嬉しい^^




こちらは炊飯器のご飯の炊き上がり
湯気でよくわかりませんが ふっくら美味しく炊けています


ご飯の炊ける匂い 好きなんです

炊きたてのご飯 

見るだけでも嬉しかったりするんです