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タンギセは、鉱山でヨンチョルが隠してると言う資産を探しまわってます。金のようです。
でも、見つかりません。
それを持って都に引き返し、政権を奪還しようとしているんですが、ビョンスとすると、そりゃもう無理だろ・・・てな表情です。
このまま裕福でお気楽な生活を続けてもよいか・・・と思ってるみたいです。
そんな時、ヨンチョル処刑の連絡が届きました。タプジャへのことも・・・。
ショックのあまり、崩れ落ちるタンギセでした。
今回の一件で大きな手柄をあげたスンニャンの元には、行省長たちから様々な付け届けが来ました。
それを、皇太后は苦々しげに見ています。
もう、スンニャンが意識しないのに、女の権力争いが起こりつつあるんです。
高麗王からも、スンニャンに期待するとの密書が届きました。ワン・ユのところにも同じような手紙が届き、スンニャンを皇后に付けるよう協力するように・・・と書かれていました。
ぺガンは、了解も無くヨンチョルの屋敷にとどまり、隠し財産を調べています。
この時、高麗のことを‘属国’と言った事に、ワン・ユは衝撃を受けました。ヨンチョルでさえ、そんな表現はしなかったんだとか。一応、尊重してる風には見せてましたもんね。
でも、ぺガンにとっては、高麗は属国であり、これまで以上に貢女や貢物を要求することは想像できました。そう言う事を辞めさせたいとずっとワン・ユやスンニャンは願って来たのにね。
ワン・ユは、スンニャンに、ぺガンに気をつけるよう言いました。公の席に出て目立つ事も避けた方が・・・と。
でも、この時点で、スンニャンはまだぺガンの考えを知りませんでしたから、その言葉を重要視することはありませんでした。
行省長たちは、スンニャンに次期丞相には、地位の高いオグァンに・・・と願い出て来ました。
ぺガンは彼らより地位が低いんだそうで。
「今は派閥を作って争う場合じゃありません。」
とスンニャン。彼らの体面は自分が守るから、陛下を裏切ることは無いように・・・と。
タファンは、彼らの論功行賞をどうしようか悩んでいました。それぞれに功がありますし、地位もありますし、難しいところです。
でも、ぺガンを丞相に・・・というのは動かない気持ちだったようです。
で、スンニャンが出した提案は、他の有力な行省長たちに名誉職を与え、合議制のような体制をとることでした。
皇太后は、その案を見て、タファンが考えた事なら、心から褒めたことでしょう。でも、スンニャンの提案だと聞くと、あまりにも頭が良いのでいっそう警戒するようになってしまったのです。表向きは褒めてましたけど。
だから、スンニャンは、まさか皇太后が自分に対してそんな考えを抱いているとは思いもよらなかったようです。
現に、論功行賞を発表した時、喜んだのは行省長たち。
ぺガンは、実質的に権力を握れないと悟り、大いに不満な表情でした。
気を良くしたタファンは、その場でスンニャンを皇后にしたいとの旨も発表しました。
ところが、タファンの言葉を遮ったのは、皇太后でした。まだタナシルリの処罰が終わってない・・・と。
タファンが不満そうに言い返すのを見て、スンニャンは、皇太后の仰せの通りに・・・と言いました。彼女としても、皇太后の言葉で、警戒すべき相手だと気付いたようです。
ぺガンの気持ちに油を注いだのは、皇太后でした。
今回の論功行賞を提案したのは、スンニャンだと教え、彼女を皇后にしてはならないと言ったのです。
元帝国至上主義のぺガンとしたら、やはり高麗人であるスンニャンを高い地位につけるなんて考えられないことなんですね。
スンニャンは、誤解があるのでは?・・・と思い、タルタルに提案の意味を説明しました。
タルタルはぺガンに比べてかなり現実的で、頭も柔らかいですから、スンニャンの考えを理解してくれました。でも、ぺガンは無理かも・・・と言ったのです。
それでも、スンニャンは、自分をここまで押し上げてくれたぺガンが、まさか自分を・・・と信じられないでいるのです。
こういう権力争いの陰で、マハは寂しい状況にありました。
“母”であるタナシルリも居ないし、ソ尚宮たちも傍には居ない様子。
事情を知ってるパン・シヌは、トクマンに頼んで会わせてもらいました。
一人で寂しく寝ているマハ。本当に寂しい状況だと良く分かりました。
顔を見て、ワン・ユとそっくりだと思ったパン・シヌ。そっと靴下を脱がせました。
そこには、ワン・ユと同じ3つのほくろが・・・。
この後、いったい誰がマハの面倒をみるんだ・・・と涙があふれてくるパン・シヌでした。
タナシルリは、皇太后にマハを頼んでいました。皇太后しかマハを託せる人はいない・・・と必死で願いました。
ソ尚宮とヨンファがマハの養育係になっちゃうの?
そりゃ、スンニャンの敵を育てるようなもんだよね。スンニャンの子だと何時分かるんでしょう。
そして、タナシルリの処刑が決まりました。女性は毒薬を飲むのが決まりだったようです。
でも、タナシルリは、ことごとくはねつけ飲みません。
タファンが言い聞かせようとしても、全く聞く耳を持ちません。
大騒動の中、スンニャンが現れました。
「タナシルリに毒薬はあまりにも軽すぎます。今すぐ市中に引きずり出し首を吊るすのです。」
居合わせた者たちはあまりにも非情な言葉に、どよめきました。
「絞首刑に処せ。」
冷たいタファンの言葉でした。
呆然としたタナシルリ。今度は必死にマハに会わせてくれとスンニャンにすがりました。
そしたら、スンニャンは冷たい表情のまま、彼女に近づき、耳元で囁きました。
「お前の息子がどこにいる。偽物だろう。僧侶を殺して奪った一滴の血も分けてない偽の息子。あの世で見ているがいい。必ずやマハが偽の皇子である事を暴きお前の一族を根絶やしにする。」
タナシルリでさえ、言葉もでませんでした。
スンニャン・・・怖いです。
刑場に連れて行かれる時、タナシルリはワン・ユに会いました。
「恨みます。あなたを信じさえしなければ・・・。愚かにも心を奪われたりしなければ・・・。死んでもあなたを許しません。キ氏も・・・。」
「すべて、私をお恨みに。最期の道行が少しでも軽くなるのなら、全ての呪いは私が受けます。」
この場でも、スンニャンを想ってるようです、ワン・ユ。
タナシルリ、悲しいです。初めてか細い身体が頼りなげに見えました。あの豪華な衣装は、父の威光であって、彼女自身はこんなに小さくか細かったんだ・・・と思いました。
刑場には、タンギセが居ました。
妹の姿を涙ながらに見ていました。駆け出して助けたい思いが良く分かります。
タナシルリは、吊るされる最期の瞬間、タンギセの顔を見つけました。
スンニャンは、亡き父やパク氏、そしてたくさんの女官たちの恨みがこれで少しは晴れたか・・・と涙を一筋流しました。
スンニャンを皇后に・・・という動きが始まった時、反対派も表に出て来ました。
その先頭はぺガンでした。
タファンもスンニャンも、思いもよらない展開に、戸惑ってます。
皇太后も、必死の反対です。
ぺガンは、スンニャンに対抗するため姪を皇后に立てると決めました。
やって来たのは、何やら気の強そうな女性。パヤンフドと言う名前らしいです。
「そなたが皇后になることは絶対にない。だから今からでも帰れ。」
初対面でタファンはそう言いました。でも、負けてません、パヤンフド。
「陛下は私を皇后になさいます。幸いにも私は陛下を好きになりました。」
こんなこと言われて、悪い気はしないよね、タファンでも。
ぺガンがこれまで以上の圧力を高麗にかけたと聞いたスンニャン。
ワン・ユに手を組んでほしいと申し入れました。自分を皇后にしてほしい・・・と。
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