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財布の拾い主に会いに来た女性。
結局、ドアは開けませんでした。
命拾いしたわけです。
コ・ジソクは、相棒を替えると言う件について、ユ・リョンと話し合おうとしました。
ところが、そこにキム・ウヒョクが割って入って来てね。余罪の捜査がまだ残ってるからと、ユ・リョンを連れて行こうとしたんです。
ユ・リョンを挟んで三角関係の図です
ハ・マリはあっけに取られて見てました。結構ショックだったと思いますよ、プライドの高いマリとすると。
「俺と相棒でいよう。正直、君と組むのはキツかった。だけど、俺自身も分からない。つまらない責任感か、ただの負けず嫌いか。俺とただ相棒でいてくれ。」
告白に聞こえるのは、私だけ
でもね、ユ・リョンは掴まれた腕をほどき、捜査が終わったら戻りますと言って、ウヒョクと一緒に行ったのです。
ショックを受けてユ・リョンを見送るコ・ジソクを、ハ・マリも動揺しながら見つめていました。
コ・ジソクは母の入院費のために、家も売ることにしました。
もう、帰る家も無くなってしまいました。
追い打ちをかけられたような表情です。
ジソクが地下鉄警察隊に異動したのは、自ら希望したためでした。勤務時間が決まっていて、母の世話ができますからね。
でも、治療費、入院費等で出費はかさみました。
出世は望めず、お金もない自分では、マリを不幸にすると思ったのでしょう。キム長官には理由を話しましたが、マリには秘密にしておいてほしいとジソクは頼んでいたのです。
実家を引き払う日、ジソクは泣きました。
どこまでも運の悪い自分が情けなくなったのでしょう。
誰にも苦しみを打ち明けないジソク。我慢できなくなっても、仕方がありません。
家具を積み込んだトラックを運転中に、ふいに涙がこみ上げて来たジソクは、道端に急停車し、ハンドルに突っ伏して泣きました。
この2年、怪我をしても痛みを感じる暇も気づくことすら無かったジソク。今になって痛みを感じました。自分はこの先どう生きて行けばよいのか、どこに行こうとしているのか、五里霧中でした。
ユ・リョンが相棒を替えたいと言ったのも、自分が迷い続けているからだとジソクは思いました。
こんな上司についてくるのは、不安なんだろうと。
済まなかった・・・と、ジソクは、ユ・リョンに謝りました。
プライドの塊のようなマリですが、立派な母親に対して尊敬と共に劣等感も持っていて。
常に母親と比べられたり、どんなに頑張って出世しても母親の七光りだとやっかまれたりしてきました。
それでも母親に認められる警官になりたいと頑張って来ました。ジソクと別れて以来、その気持ちはより強くなったのでしょうね。
なのに、今、自分よりユ・リョンの方が母親に認められている気がして、やりきれない思いを抱いているのです。
ハ・マリはジソクを呼び出しました。
ジソク母のことも、既に確認してありました。
それを、ジソクに告げました。あなたの事を誤解してた・・・と。
「マリ、俺はもう何もしてあげられない。将来も約束できない。誤解じゃない。」
「どっちかが相手に嫌気がさした時に別れよう。今じゃなくて。」
マリが言いました。
ジソク母の担当看護師ミヒョンは、ユ・リョンの親友です。
ユ・リョンの事情を全て知っている人です。
相棒の一件を打ち明けると、理由を説明しなきゃと、ユ・リョンに怒りました。
そんな事を言ったら、相手が傷ついてしまうと。
そうかな・・・とユ・リョンは俄然心配になって来ました。
だから、ミヒョンに促されるまま、ジソクに電話しました。でも、出ないので伝言を残したのですが。
「相棒を替えてほしいと言ったのは、班長が嫌いだからじゃないです。私も班長と相棒でいたいです。マジで、ずっと相棒でいたいです。でも、班長と一緒にいると頼りたくなるんです。私が何故地下鉄警察隊に入ったのか、隠れて何をしていたのか、言ってしまいそうで・・・。全部話したいです。」
マズいです、そこまで言うつもりは無かったのに
削除するのは、ジソクの携帯からじゃないと出来ません。
必死に行先を推理しました。
ハ・マリと会うと聞いていました。
移動ルートを推察し、レストランを見つけましたよ。凄いです
ジソクの携帯にワインをわざとこぼし、綺麗にしてくるとトイレに駆け込みました。
暗証番号が分からないので、とりあえず伝言やメールの着信があると言うお知らせだけを削除しました。これで気づかれないとほっと一安心。
その時、マリがやって来ました。
邪魔された感のマリは、ご機嫌斜めです。まぁ、当然でしょうね。
「まだジソクは知らないのよね。あなたが何故地下鉄警察隊に入ったかを。ホームドアを開けてトンネルに入るためよね。ジソクは騙されていることを知らない。ほどほどにして、私もばらしたいのを我慢してるの。」
何故黙ってるんですか?とユ・リョン。
「あなたじゃなく、ジソクのためなの。相棒に裏切られ人に疑いを抱く、彼がショックを受ける必要はない、あなたのせいで。」
マリも、ジソクも、そしてユ・リョンも結論の出ない夜でした。