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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ドルは50円を目指す

2011年10月07日 17時14分24秒 | 株式

 アメリカは金融に関して自国が利益をあげることは何でもやってきた。ドルの発行はアメリカ国民への借金のような形になっているようで(日本の円とは異なる)、つまり無尽蔵の金のなる仕掛けなのだ。FRBについて研究しようとしているが、重要な情報が極端に不足している。

 アメリカはドルを大量に印った。戦争が始まると「有事のドル」と言うことで、ドルの価値が上がる。またも、印刷機をフルに回転させて、大量のドルを印刷し、世界中から日常生活品から富まで買いまくると言うことを繰り返しやってきた。

 アメリカは第二次世界大戦中に、日本を世界の工場として成長させることを計画してきた。日本が焼け跡から奇跡の復活を遂げたことはアメリカに感謝しなくてはならない。然しながら、バブルで日経平均が36000円を超えてくると、諜報機関、格付け機関、ヘッジファンドなどが組んで、巨額の空売りを仕掛け、悪情報を流し、とことん日本の資金を吸い上げた。

 マネー敗戦では、バブル崩壊もアメリカが仕掛けたのではないかとしている。ニッケ平均が2円をを超えた時も、18000円を付けた時もヘッジファンドなどが大量の空売りを行った。全く合法的に日本からアメリカに巨額の資金が移行されたのだ。

 流石に、日本の投資家も株取引やファンドが儲かるどころか、損ばかり出ることが分かってきて、手を引いてしまった。今、残っているのは、騙されるカモとデイトレーダーのみ。デイトレーダーも多くは損が出ていると推定される。

 アメリカは他国の迷惑などお構いなしに、通貨の巨額空売りなどを仕掛けた。タイのバーツや日本の円もその対象になった。先の、サブプライムローンは数々あるいかさまの究極ともいえる。

 現在FRBはドル発行の上限を撤廃しているので、今後もじゃんじゃんじゃかじゃかじゃかとドルを印刷する。ドルが下がれば下がるほど、アメリカ国債などの借金は棒引きされ、対外的な競争力も強まる。オバマ政権はドル安に歓迎ムードである。

 日本政府や日銀は円高に対抗して、円を大量増刷して、世界中の資源や起業を買いまくればよいのだが、時々思い出したように介入するだけで、効果が少ない。おまけに、介入に対して批判が集中する。当たり前だ。アメリカとヨーロッパの金融はグルだし、日本がどうなろうが、アメリカ中心で、ドルが基軸通貨でなくては困るのだ。

 協力の得られない日本単独の為替介入には限界がある。従って、早晩、1ドルは70円を割り込み、50円を目指す。ドル安はアメリカにとってこれ以上ない蜜の味。麻薬と一緒でブレーキが効かない。アメリカはやりすぎるし、禁じ手でも何でもやってくる。アフガンからイラクに戦線を拡大してきた歴史でもわかる。

 片や、日本はやるべきことを何もやらない。もっとも、アメリカは諜報機関を日本政府の重要な組織に浸透させており日本政府(官僚)をコントロール出来るから、アメリカの独り舞台でもあるのだが。

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