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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

重力波は無い

2011年10月29日 18時37分18秒 | 宇宙

 重力波の測定は世界中で古くから試みられている。然るに、いまだに発見された、測定されたという報告は無い。重力は大変身近な存在ながら、現代の科学をもってしても、これほど分からないものは無い。磁気にも似ているが磁気(極性がある)ではない。

 現代の物理学の概念としては、重力は電磁波のように伝達物として粒子が存在し、かつ、波であって欲しい。しかし、波とするには無理がある。

 何故なら、第一に、その周波数がどのレベルかということになる。第二に波を生むメカニズムも無い。例えば光の場合は物質温度が高くなって光子が飛び出す。温度が高いほど周波数は高い。重力のエネルギーはそれを形成する物質の質量と物質間の相互置関係から生じるが、宇宙には無数の物質が有り、重力エネルギーが重力波を生じる論理にはならない。

 電磁波は周波数が高いほど物質表面で反射しやすく、中に入っても減衰が大きく透過しない。ところが二つの物質間で作用する重力はその中間に位置する物質の影響を受けない。電磁波はエネルギーを伝達する。しかし、重力はエネルギーを移動させるわけではない。

 第三に波の場合はエネルギーの減衰を伴うが重力は距離による減衰が無い。重力波距離により拡散するが、全体のエネルギーが失われるわけではない。光の場合、明らかに光子に質量があり、伝搬と共に僅かづつ減衰しているのだ。

 第四に現代物理学はエーテルのようなものを否定しているから、重力を伝える媒体が粒子だとして、重力を伝える粒子は何であり、どのような性質のものなのか。これは全く分からない。重力が波で伝わらないのなら重力粒子の存在は有りえない。

 前にも書いたが、私は重力を物質の属性と考えている。属性とは文学的な表現になるが、空間のあらゆる場所で個々の重力を決定する属性が存在するのだと考える。エーテルの方が概念としては近い。物質の移動が属性の状態を変えるのだ。

 物質が重力を伝える属性を持っているとして、具体的な作用としては何なのか?私は慣性と考える。つまり、属性は重力や引力を伝えて、引っ張り合うが、ぞの重力を伝える属性は物質の動きに対してブレーキをかける慣性となるのだ。

 空間にも物質中にも重力を伝える属性が有る。属性は振動しないが、物質の移動に合わせて、変化する。

 この属性は空間と物質中(原子の密度が高い)では機能が異なり、光の伝搬に影響を与える。つまり、原子密度の高い殆どの物質では光を通さない。また、更に原子の密度が高いと光の伝搬そのものを束縛するのではないか。

 属性はエーテルのようなもので、空間のベースを形成し、その属性で形成される通路を光子が伝搬するのかもしれない。

 ブラックホールが光を閉じ込めることに関しては、二つの仮説を考える。一つは、光子に極めて微量の質量があり、重力の影響を受けるとの考え、残り一つは、ここで言う属性密度が極端に高い光子の通路が無くなりと光子の動きを完全に固定するかもしれない。

 重力の属性=エーテルのような媒質の変化速度(伝達速度でもある)はどれほどのものか?これは移動ではなく、変化なので光より速いかもしれない。

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