宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

日本と韓国は合併すれば良い 韓国企業との協力を重ねて思う

2013年10月21日 18時21分41秒 | 国際・政治

 昔、文化は朝鮮から海を越えてやってきた。我々日本人も殆どが朝鮮からわたってきたわけで韓国人は兄弟とか親類みたいなもんだ。天皇家を含む大和朝廷の豪族ほとんどが朝鮮から来たというのも否定しがたい歴史的事実のようだ。

 つい先頃までは、朝鮮の人は高貴な方々だったのが、日本の富国強兵で軍事力が強大化し、韓国を併合したところから話が逆転したのではないか。現在の80歳以上の世代では、「朝鮮」は馬鹿にする蔑みの言葉だった。

 広島では、野球ファンが張本に汚いヤジを浴びせたので、張本がバットを持って追いかけまわしたという話も有る。ま、それも昔の話だ。張本氏も毎日系のテレビで、故郷広島を愛しているような言葉が有り、胸が詰まる。目が潤む。

 韓国企業との付き合いはひょっとした事だった。ある日、韓国企業から電話がかかり、僅かに流暢さに欠ける日本語だったが最後まで聞いた。ブランド時計を売って欲しいという。うちは卸ではなかったので確認すると誰も売ってくれないらしい。我が社も卸から購入する事を断った上で、売ることにした。

 それから、その韓国企業との付き合いが始まった。社長が広島空港で、理由なく足止めされたり、色々有ったが、私が広島へ誘致し、赤字を乗り越えてビジネスも軌道に乗り始めた(現時点では円安でまた課題を抱えている)。上場企業だが、今でも韓国企業と言うと警戒される場合が多い。

 韓国人の気質は大阪の人に近い。大阪人の中には韓国人以上に韓国な人もいる。それでは、日本と韓国は習慣や文化が同質かといえば、矢張り様々な違いが有る。それでも韓国人は中国人より遥かに日本人に近い。

 中国の庶民は日本人以上にオープンで友好的だ。食堂に入ると、一種に食べようと誘われる。裕福ではないはずだが。しかし、ことビジネスになると様変わり。対等な立場で商売する場合は、多くの場合でどうしようもない。中国との取引は止めた。

 日本企業が中国でやって行けるのは、日本企業が金、ノウハウが有るケース、買い付けに行くケースだ。それでも随分痛い目に逢っている。企業の日本人はガードマン付きのマンションに住み、車で高層ビルに出勤する。中国人との日常的な接点は少ない。

 日本が韓国と合併したら良いと思い始めたのは、韓国企業との協力が始まってからだ。確かに韓国人の80%以上が日本人を嫌いで、我々が付き合っているのは日本を好きで日本語を話せる人々だ。

 日本と韓国が対立する理由はいくつかある。一つは、アメリカにとって、日本が近隣諸国と密接に協力関係を持たない方が良かった。裏でCIAが動いただろう。だから、中国ともロシアとも外交関係が悪かった。その点は変わってくる。当面、ロシアとは協力し合ったらよい。

 二つ目は、日本と韓国の立場がひっくり返りしかも日本朝鮮を併合し徴兵制度で兵隊を狩り出した事だろう。反対の立場なら我々も理解できる。しかも、官僚の対応はクールなもので韓国人の感情を害したのではないか。

 三つめは日本人と韓国人が似ている点で、兄弟喧嘩みたいなものだ。性格が近いほど、喧嘩になると収拾がつかない。

 しかし、日本と韓国との間で乗り越えられない本質的な障害は見当たらない。今すぐ、どうこうにはならないが、将来に向けた課題として、研究してみる価値は十分ある。

 日本は恵まれた社会を築いたが、モラルが崩れ、ハングリーではない。人口も減る。韓国は親や年上を敬う儒教の考えが残り、タフでハングリー。

 優秀・有能な人もいる。例えば、韓国系日本人の孫正義氏はやがて日本一の企業を築くかもしれない。第二、第三の孫正義氏を歓迎すべきだ。

 お隣同士、いつか一緒にやって行こうと言う時が来るのではないか。

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ベンツS・新モデル試乗 ML350 Bluetecとの比較

2013年10月20日 18時35分15秒 | 

 遂に、ベンツセダンの最高峰Sがモデルチェンジされ、試乗が出来るようになった。興味津々で到着したばかりのSに乗った。真っ黒で、長さ5.25mのロングボディー。残念ながら左ハンドルで、右ハンドルやショートは12月になる。(写真をクリックすると拡大します)

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 座席に座った第一印象は、左隅に運転席がまとまっている窮屈感。ハンドルの飾りや前方パネルが豪華(モニターはかなりワイド)で、違いを演出。速度などの表示は新しい液晶画面。興味深いのは、数々の新規安全装置や運転アシスト機構。

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 圧巻は前後計で6個のミリ波レーダーが付き、①50km/hで前方の障害物への衝突を防ぎ、②歩行者を危険度に応じてカラー表示、③横からの飛び出しにブレーキング、④後方からの衝突危険車にランプ警告、⑤高速などでの前車追従運転。従来のスバルなど自動ストップは30km/h以下だったが、ベンツの50km/hではエネルギー比較で2.8倍だからすごい。

 サスペンションは前方道路の割れ目や凹凸に合わせ、瞬時に車体制御するSFのような究極の技術。高速では楽しみ。試乗距離が短く確認できなかった。

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 後部座席も電動、更に後部は窓に中を隠すベールのような黒ネットがついており、上げ下げが電動。アラウンドビューモニタはEクラスからついたらしい。自動駐車や空気清浄機は助かる。

 滅多に左ハンドルに乗らない人間にとって、右側にボディーが有るのは恐怖である。実際、ディーラースタッフでさえ、感覚が狂い当てた場合も有ると言う。

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 道路に出て、最初は、右側が掴めないので左側に寄ってしまう。上田氏からまだ右に余裕が有りますよと言われた。上田氏はSの発表直後6台を予約販売したという広島のNO1だ。

 操作はML右ハンドルと殆ど一緒でその点は助かった。気になるのは加速だが、踏み込んだ時のパンチ力はMLディーゼル(3リットル)に劣った。確かに、上田氏の言うように、Sはぶっ飛ばす車ではないが、何のための5リットルV8か分からない。

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 上田氏は、Sの左ハンドル(ロング)は運転手付きスペック、運転手が左に寄せて止め、降りて後部のドアを開けるためだと言う。初めて知った。自分で運転する車はショートになるらしい。ハイブリッド(ショート)が1,090万円ぐらいだから、お勧め。因みにロングでは色々付いて1,750万円だとか。

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 帰路、MLを運転しながら、右ハンドルで視点が高く、パンチのある加速に満足した。振動はMLディーゼルの方がセンターコンソールやドアでやや大きく(4気筒ガソリンの振動より、大きめの音楽による振動より小さい)、ハンドルではMLの方が少ないような感じ(両方とも振動は無に近い)もした。

 エンジン音は、Sは全域で静か、MLは低速の1200回転付近でガソリン3リットルツインカムターボのような音、35km/h以下で走ると気になる。

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 乗り心地は余程、様々なコースを比較しないと難しい。MLは大きく重い分だけ慣性により振動カットをカットしている(扁平に近いタイヤだからランクルような心地良さは少ない:安全性は高い)。ディーゼルながらスムーズでソフト。踏み込むとピューマのように飛び出し、レーシンカー以外は勝てるか。

 残念なのは、Sで開発した安全機構などがML購入時に間に合わなかったこと。50km/で自動ストップ、飛び出しにブレーキ、歩行者危険度表示、追従運転、アラウンドビューモニタは是非、実現して欲しかった。

 Sの価格表を見て思ったのは、ベンツは購入層やその感覚・満足度などを考慮したプラスアルファーで価格をつけているのか。ハイブリッドが車両価格1,090万円で、ロングが1,540万円前後。BMWやフォルクスワーゲンでは(ベンツで長さの差は有るものの)ハイブリッドの方が高い。

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民主党はひどすぎた 維新とみんなは自滅傾向 安倍首相に期待するだけ

2013年10月20日 12時36分26秒 | 橋下改革

 若い頃から二大政党実現を夢に応援してきた。河野洋平の「新自由クラブ」から始まり、新生党、民主党となった。新自由クラブでは地方幹部だったし、新生党でも選挙事務所に詰め活躍、マイクも握った。仲間は衆議院議員になり、私もその可能性が有った(誰でも当選した選挙)。

 民主党が実現した時は、「もう自分の出番は無くなった、然し、よかった」と思ったものだ。ところが、ところが、民主党はひどすぎた。

 民主党が経済に弱い事は十分承知していた。官僚・地方公務員の改革を旗印に掲げていたので、それだけでも日本は良くなると期待した。官僚は日本の発展を阻害する最大のガンだ。

 ふたを開けると、官僚改革どころか、何も出来ない。私は、鳩山首相が沖縄基地問題で行き詰まった時、某大臣に会って提案書を託した。菅首相を含めて74回ぐらい提案した。鳩山は読んでもいないし、菅首相も提案どうりやれば民主党政権が続いている。

 野田政権では完全に官僚の操り人形。仙谷が中国の船長を釈放した時には「日本人としてのプライドがズタズタ」になり、広島地裁に訴状を出した。前原が八ッ場ダムで降参して完全にノックアウト。もう、二度と絶対に民主党には政権を取らせてはならない。

 みんなの党に期待し、渡辺事務所に2万円も献金したのに、ただ領収書が来ただけ。江田事務所にも問い合わせたが、対応無し。事務が機能しない政党なんて、こりゃダメだと一切みんなの党は応援しない事にした。

 渡辺は江田を更迭、柿沢を追放した。代表なら指導力を発揮しなきゃあ。まるでヒットラーだね。柿沢議員のお父さんには、新自由クラブ時代、大変お世話になった。男前で優しい人だったね。

 維新の会は衆議院選挙で仕事も休み応援した。残念ながら僅差で敗れた。橋下徹は期待の星だったが、「慰安婦発言」が全てだったね。私は即座にこのブログで、「暫く謹慎し坊主になれ」と書き、何度か同じ趣旨を書いた。ところが、弁護士の本能か、彼の政治スタイルか、逆に開き直った。

 世界的にも、橋下徹が安倍首相の次の世代のリーダーとの見方が有ったと思う。橋下が私のブログを読み、反省していれば、首相の道も十分あった。しかし、橋下に依存する維新の会は支持を急速に落とした。

 はっきり言わせていただくと、米欧も橋下の「慰安婦発言と、それ以上に、その後のひっぱり過ぎにはがっかりした」と思うよ。これが期待される日本のリーダーなのかと。株価が下がった一因にもなったと考える。

 堺市の選挙で敗北しこれまで掲げてきた大阪都構想自体が消滅してしまった。鳩山も私の提案で救う自信は有った。菅首相にも、支持率が下がろうとした時「TPP解散」を提案した。打って出たら、大勝利し、小沢も追放できた。

 なかなか、トップリーダーは、本人が高揚し舞い上がっているのと、よいしょの取り巻きも多く、難しいね。

 安倍首相に対して、1回目の時は民主党支持だったのと、期待を込めてこき下ろしたが、頑張ってほしい。実行力が高い。私は、日本(かなり沈没した)が少しでも浮上するのであれば、政党には拘らない。安倍首相にしか出来なこともたくさんある。

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福島原発と日本を救った故吉田所長の陰

2013年10月18日 18時44分48秒 | 深刻な問題

 電力会社のOBで構成する仲間が集った。酒が進むと自然に福島原発などが話題になる。吉田所長は本店からの指示を無視して原子炉冷却に海水を注入し、結果的には大爆発やそれに伴う高濃度放射能の拡散を防いだ。事が原子力で、命令に逆らうことはあり得ない事だが、これで、東日本壊滅を防ぎ、日本を救った。

 吉田所長は英雄だが、一方で、原子力設備管理部長だったころ、明治三陸地震を想定した津波のシミュレーションでは15.7mという計算が出たにも関わらず、あり得ない事だと、防波堤増強を見送っている。ここが電力会社の複雑なところで、従来の5.7mの設定は先輩(取締役以上になっている可能性大)が決めたことで、電力社員としてこれを覆すことはサラリーマンの将来を捨てることになる。

 つまり、吉田所長が原子力設備管理部長として正義感を発揮し、15.7mの津波も起こり得るとし、会社側に対策を求め、防波堤強化、電源保護対策、各種安全システムなどがなされていれば、メルトダウンにはならなかったし、放射能汚染にも至らなかった。が、しかし、昇進の道も閉ざされただろう。

 本店だからとりわけ反逆行為は許されず、左遷などは当たり前の世界だ。厳しい表現だが、そこで、原子力発電所所長としての地位に繋がったともいえる。これらの点でOBの意見は一致した。事故時は大規模で深刻な災害、生命の危険性を肌で感じ、妥協できなかったかと推察する。

 原子力の安全性については電力社内で会話するこは事実上ご法度だ。疑問点について原子力部に質問すると、情報がまわりまわり、上司から注意されたりする。原子力部は稼ぎ頭でもあるから鼻息は荒いし、課長クラスでも取締役以上とは密接に繋がっている。

 私は原子力発電所の建設に関わる研究設備を担当した際、独断で安全性優先を宣言し、安全性に疑問が有る場合は上司の意見も通さなかった。電力会社で私の行為は例外に例外である。つくづく原子力部に行かなくて良かったと思う(希望すれば100%行けた)。

 吉田所長とは同時代を生きたが、彼は発電畑で、設備を熟知し、管理運用する守りのベクトル、私は開発・改革、あるいは営業など外向き、攻めの立場、全く方向が異なる。ただ、同じ技術屋として言わせて頂ければ、何故、発電所トップとして非常時の電源確保にこだわらなかったか、その点が怠っていたと指摘せざるを得ない。

 原子力発電所の所長は世間が思う以上に権限が大きい。毎日、発電機が運転できていたらそれで良しとはならない。非常発電機も、バッテリーも、送電線も全部ダメになる(全電源喪失)など、悪いけど、発電所の課長以上は何をしとったかと言いたい。はっきり言って、技術屋の恥だ。

 全国の原子力発電所の課長以上は、福島原発の教訓を忘れずに、徹底的に安全性、とりわけ非常時の電源確保には拘って拘って必要な設備・システムを実現すべきだ。電源が確保されていれば、福島の大事故は起きていなかった。

 吉田所長は有能優秀で真面目な人だったようだ。だからことさらに、自分が握りつぶした津波安全対策の判断については心を痛めたと思う。電力会社では事実がしばしば都合が悪く、それをロンダリングした技術屋が昇進してきた明確な過去の実績が有る。

 まじめに働き続け、正義感が有り、常に公正で正しい判断を実行する人間は、早い段階で外され、あるいは潰され、決して取締役上にはなれない。

 電力会社本店は建設費と言い、まわりとは格段に違う立派なビルだが、透かして見る事が出来れば(普通、絶対見えないが)、実は事実が隠ぺいされ、重要なところでいかさまがまかり通る悪魔の殿堂だ。福島原発事故でよくわかったでしょう。

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CS最終戦 崖っぷちの広島だが欲を捨てれば巨人を連破できる

2013年10月17日 22時34分37秒 | スポーツ

 第二戦、残念ながら前田健太で負けた。非常に痛かった。草津バッティングセンターに行った時、3点を取られれていることを知った。もし、第二戦を広島が取ると先行きが不透明になる。巨人は阪神戦を見て、前田健太を必死で研究し対策を練ったはず。

 広島が東京ドームで圧倒的に負けている原因に、サインを盗む仕掛けが有ると疑うべきだ。ピッチャーがノーサインで投げるとか、さかさまのサインを使うとかいろいろ試したほうが良い。

 明日の戦いは、広島が開き直り、チャレンジャーに徹する事で奇跡の優勝が見えてくる。ファンとしては、頑張ってほしいと思うところだが、監督と選手は試合を捨てるべきだ。勝とうと思わない事。

 昨日も書いたが、大竹が勝てるかもしれないと感じた処から、体が硬直し、満塁となり、犠打の1点で抑えたとはいえ、その狼狽がチーム全体に感染した。打撃は精神状態が非常に影響する。コチコチロボットでは打てない。

 酔っぱらって帰ってきて打つブログで滅茶苦茶。何度も打ち直している。酔っ払いついでに、私事だがレベルの高い草津バッティングセンターで、昨年はホームラン王、今年も何を間違ったか、トップを走っている。すぐ抜かれるとは思うが。凄い荒れ球で鍛えられているから、プロの球も直球だけなら打てるカモ。

 原は、あの性格からして、連続で取りに来る。手堅い作戦を敷く。巨人は選手層が厚いから無理が出来る。そこは、一度狂うと、狂いっぱなしになるから、広島は欲を一切捨て、兎に角、チャレンジャー!チャレンジャー!

 崖っぷちから、欲を捨てて、必死でチャレンジすればよい。広島が平静さを取り戻し、がむしゃらになれば先の事は分かりませんよ。

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CS最終ステージ巨人戦はまだ広島にチャンスあり!

2013年10月17日 12時39分22秒 | スポーツ

 16日のCS最終ステージでは、大竹が4回、阿部を過剰に意識してリズムを崩したところが敗戦の最も大きな原因だったと見る。確かに、阿部は巨人の攻撃と守りの要で最大限マークしなければならいが、先頭打者だったので力いっぱい投げて、好きなように打たせればよかった。

 私が監督なら、ごあいさつ代わりに顔の近くをめがけて投げてみろと言う(冗談:よけやすいところだから当たるわけはない)。満塁からロペスの犠打1点止まりは助かったが、気が抜けたところで坂本にホームランを食らい同点となった。ここからは巨人のペースになった。

 2-0となったので、大竹は勝てるかもしれないと意識したんだろうね。それで固くなり、手が力一杯振れなくなった。広島はあまりコーチがマウンドに行かないんだね。タイミング良く出て、マウンドで美味しいお好み焼きの話でもすればよかった。

 リリーフの横山はちょっとひっぱり過ぎたかな。絶好調とは言えなかった。緊張感のある初戦なので早めに代えて、空気を感じさせては交代させ、好調な投手を長めに投げさせる手が有った。

 原監督は先発の内海を早々と交代させたあたり、かなり焦りが有ったはずだが、そこは巨人の余裕で次ピッチャーの沢村が好投した。正直なところ、原が立ち直り巨人全体には精神的な余裕が出来た。

 広島は先発の大竹が不安定になったところで精神的なプレッシャーを受け、それを引きずった。チームがネガティブになりバッティングが湿ってしまった。

 この挽回は前田健太がどの程度頑張るかによる。1から2点ぐらいに抑えてくれると、打線も上向き、巨人の投手陣を打ち崩すことが出来る。広島は前田健太で負けた場合でもひっくり返す方法を考えておくべきだろう。

 元々、巨人は1試合のアドバンテージを持っているし、広島は前田健太を初戦で投げさせられない、そこへ初戦を獲ったのだから圧倒的に優位だが、予想どうりにならない場合は焦りも増幅する。

 サンフレッチェが1位じゃけー、カープも頑張らんといけんでしょう。そろって優勝して欲しい。広島はチャレンジャーに徹すればチャンスは出てくる。奇抜な作戦が有っても良い。野球は最後の最後まで分かりませんよ。

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DNAが創造した快楽・・・その目的とは

2013年10月15日 12時13分54秒 | 思考空間

 NHKスペシャルで人間の進化がガンをもたらした原因の中に、セックスが出てくる。700万年前、チンパンジーと人間(ホモ・エレクトス)が枝分かれする。エレクトスは二足歩行で手が自由になり、獲物の運搬量が増えたのでオスは住処から数十キロ離れたところまで狩りに行くようになった。病の起源 第一集 がん

 セックスの話だが、チンパンジーのメスは生殖の時期になると生殖器が膨らみ、赤やピンクなる。メスは後ろ向きになって、オスに近づき、赤ピンクに大きくなった生殖器を見せる。そこでオスが背後から交尾する場合も有れば、成立しない場合も有る。チンパンジーのオスの精子はメスの周期に合わせて作られた。

 エレクトスの場合、オスが獲物を獲って帰ってくると、メスはご褒美としてセックスを許すようになる。そこで、チンパンジーのメスに有った生殖器の変化が消滅してしまう。片やオスはいつでも交尾出来るよう要求され、エンドレスで精子が増殖できるようになったという。

 交尾=セックスは快楽となり、一方、ガンはちゃっかり精子の無限に増殖できる機能を手に入れたというのだ。通常の細胞は分裂回数を制限するテロメアが有るのに対して、精子にもガンにもテロメアが存在しない。

 私が注目したのはこの戦略的な進化だ。そもそも、ペニスもヴァギナも、双方がサイズと言い、形と言い、あるいは調整機能と言い、両方の条件がマッチングしないとセックスは成り立たない。

 また、精子が卵子に到達するまでの競争は強い種を残すための優れた方法でもある。(器官は異なるが、脳の皮質形成でも、細胞どうしの競争の原理が採用されている)

 相互関係の進化には昆虫と花の関係も有る。花が蜜を分泌し、ミツバチが蜜を集めに来ては花粉を身体につけて飛び、次の花の蜜を採る時に花粉をめしべにつける。そこで、異なる遺伝子情報を入手できる。昆虫と花との関係は相互に利用しあう進化が進んだ例だ。

 このような戦略を誰が考えているか?それはDNAしかない。しかし、生物関連の学会や専門家の間では、現在でもダーウィンの自然淘汰説が支持されており、戦略的な進化はおろか、獲得形質の遺伝も否定されている。

 私は、10年ぐらい前から「生物にはコアに評価システムが有り、評価システムが経験情報などを基にシミュレーションし、発展性を評価して進化させる」という新しい進化仮説を立て、何故か電気学会に発表してきた。幸い、これを裏付けるような事実が少しづつ明らかになっている。循環論理の評価システム

私はDNAを含む生体の中に評価システムが形成されると考えている。例えば、細胞が破損(怪我など)した時に評価システムが無いと、破損の状況が分からないし、設計図(遺伝子)との比較もできず、完治の判断もできない。体の中の様々なシステムを安全に保つのも評価システムのお蔭だ》

 そもそも、宇宙物理学者の言う、「必要物質が揃えば必然的に生命体が誕生する」ようなものではない。物質から生命に移動させる駆動装置が無ければ、宇宙で最も複雑な生命体は生まれない。実は、複雑な仕掛けは外的要因で壊れやすく、複雑さがさらに複雑になるには特別な仕掛けがいるのだ。

 この駆動装置も物質に形成された 評価システムと考えている。つまり、物質から人間に至る駆動装置として評価システムが有ったとする統一理論が形成される。

 セックスの話に戻るが、人間のオス=男性は女性の裸を見ると性欲を刺激される。取り分け、陰毛はそうだろう。これは明らかに、DNAがそのように設計しているし、先祖が性欲を感じた記録が残っているのだ。性器も場所と言い、形(オスメスで異なる)、サイズと言い、完璧に設計され進化している。

 DNAは人間にセックスの快楽を与え、人類はかつてない人口で溢れることになった。しかし、その増殖は限界に達しようとしている。実は、快楽以前に死や滅亡の恐怖を与えている。この事が高度に進化した人類を悩ませている。

 今後、更に進化した人類が登場するかもしれないがDNAが次に何を目指すかはわからない。

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三鷹のストーカー女子高生殺人は100%防げたはず 日本の病根

2013年10月14日 19時05分53秒 | 深刻な問題

 テレビで毎日、池永チャールストーマス容疑者が私立高校3年の鈴木沙彩さん(18)をストーカーした末、刺殺した事件を報道している。次々と新事実が明らかになってきたためでもある。若い女性(子供を産む可能性のある弱者)が殺害されるのは痛ましく、残念でならない。

 警察が沙彩さんに安全確認の電話した時、丁度、沙彩さんが部屋に戻ってきたらしい。クローゼットの中で身を潜めていた池永は会話を聞き、更に逆上して犯行に至ったという(池永はクローゼットの中で心が揺れ、友人にラインで、助けてくれなど通信していた)。

 まず、事件当日の朝、両親と共に相談に訪れた警視庁だが、警視庁は動かない警察として日本で最悪。警視庁は傷害や殺人が起きないと動かない。猪瀬知事は十分認識してくれ。

 10月3日に改正されたストーカー規制法では、被害者の居住地の警察署だけでなく、ストーカー行為があった場所の警察署からも警告が出せるようになった。にも関わらず、翌4日、最初に訪れた杉並署では、自宅近くの三鷹署に行くよう伝え、たらいまわししている。

 ここは、最初に受けた杉並署で事情を聴き、メール(裁判に耐える証拠になる)で殺すぞと脅かされているのであるから、例えば、殺人脅迫行為で池永の身柄を確保し事情聴取し、沙彩さんの安全確保を図るべきだった。

 三鷹署も、とんまな対応だ。何で、電話だけで済まそうとするのか。ストーカーから脅しを受け、身の危険を感じると警視庁に被害届を出さなければならないが、出したところで、実質的な助けにはならないという実例だ。

◆◆ストーカー対策でテレビアサヒの赤江 珠緒が「ストーカーは表面的な美しさに惹かれるので、知人が見かけをブスにしたら、消えてしまい解決した」と興味深い情報を提供していた。

 私が最も深刻だなと思うのは、父親の対応だ。私だったら、池永のところへ飛んで行くね。相手が若くて強いかどうかは問題ではない。娘が脅かされて危険を感じているのに直接何もできないでいるなど、耐えられない。

 私は、自分の事は多少我慢しても、家族となるとブレーキが効かないから相手を殺しかねない(世界の親は共通だと思うよ。日本が異常)。

 そもそも、アメリカに留学したのも池永との縁を切るためであったろうと、推察する。長い長いプロセスが有ったわけで、か弱い娘は深刻に悩んでいた。その悩みや痛みを十分理解し、父親としてやるべきことはやらなきゃ。自信が無いなら、知人や世間に訴えて、仲間を動員すべきだ。

 メールで脅すような人間は度胸が無いから、目を見ながら正面からありったけの声で強く警告すれば、解決すると思うが、できれば、渾身の力を込めて、みぞおちでもパンチを入れる。これを父親がやれば、効果てきめん。治らなきゃ治るまでやるまで。

 池永はテレビ画像で見る限り、長身だが全体に発信力が少なく喧嘩は弱そう。度胸は無く、精神的な虚弱体質。距離を置き、恐れ、腫れ者扱いするからモンスターを生んだと言える。

 もし、娘を助けるため戦って死ぬのであれが父親としてそれは本望。非力な父親でも相手と刺し違えれば良いのだ。色々な事件の中で、父親が父親の役割を果たせていないのは、深刻な問題、日本社会の病根だ。

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広島カープのCS阪神戦勝利おめでとう この勢いで巨人を撃破しよう

2013年10月13日 20時47分09秒 | スポーツ

 12日の第一戦は前田健太がエースとしてここ一番の力を存分に発揮 キラをはじめ打線も活躍で圧勝、第二戦は梵が打と守りで光り、リリーフ永川はヒヤリとしたが点差でもぎ取った。夢の舞台を東京に移した。

 それにしても甲子園球場の広島ファンは凄かった。3塁からレフト側はまるで広島球場、いやそれ以上に真っ赤か。ぎっしり「とんがらし」が詰まり、派手なスクワットで如何にも刺激的。太陽光がスタンドを埋めた赤一色を照らし、白シャツに黄&黒の縦縞の阪神ファンは日陰となり迫力低減。

 野村カープは昨年の尻切れトンボも有り、あれはダメじゃとのもっぱらの評判だった。今年も期待していなかった。ところが、終盤に巨人に勝ち、阪神を圧倒。どうしたんじゃろうかとびっくり。外人を含めて知らん選手が多いが、総合力が上がったね。

 前の馬鹿な市長がJRとつるんで球場を広島駅に移したもんで、新球場は疎遠になるし、監督がどんどん入れ替わっても順位は上がらなかった。

 2010年、野村監督就任の言葉は「優勝を狙う」と勇ましかった。気持ちは分かるが言わんほうが良かったし、野村は従来の監督が潰れていったプロセスをたどっていた。ぼやいていると、散髪屋の太田君から監督就任を要請された。何しろ広島カープは貧乏で4番打者になると身売りされ、戦力は上がらない。無理も無い。

 野村監督の弱点は、代々引き継がれてきた貧乏性采配だ。攻撃優先で、次々代打を出しては、投手を入れ替えるから、初夏ぐらいまでは良いが中継ぎがへばり、劣勢に登場するクローザーも崩れる。選手が采配に疑問を持ち始め、崩れてゆくパターンだ。

 今年は前田健太が頑張った上に、野村が育ち、バリントンが加わった。大竹が復活してきたのも大きい。つまり、柱になる投手が増えたおかげで、継投を減らすことになり中継ぎの負担が減っている。野村監督も失敗を重ねながら、考え工夫してきたのだろう。そこは先輩たちとは異なる。

 大阪でタクシーに乗ると、広島の人は怒っとるんじゃないですかと言われる。阪神が金本と新井を獲り、阪神は強力打線確保、広島は阪神の二軍になったからだ。おまけに黒田が大リーグに移籍すると戦力はガタガタになっていた。Bクラスの常連で優勝は程遠かった。

 華々しかったのはやはり、昭和54年(’79)、55年(’80)で古葉監督、主砲の山本浩二、衣笠祥雄、がいたころ。5点差ぐらいは平気でひっくり返した。しかし、1991年山本監督、川口投手らでセリーグ優勝以来、苦節22年、優勝から遠ざかっている。

 山本浩二は投手の配球を読みここぞという時によく打った。長嶋を超える選手だった。衣笠祥雄は扇風機と呼ばれ、振り回した。私がスタンドから、「次はボールだ!振るな!」と大声で伝えると待ってくれたので、三振を逃れたことが有る。川口は自分でも予想できない球を投げ、巨人戦には強かった。達川はバッターに語りかけては集中力をそぐ捕手だった。

 広島は何と言っても守りのチームだった。巨人戦のダブルヘッダーに登板し、2試合連続で勝ち投手になった安仁屋、ノーヒットノーランを3回達成した外木場は強烈。炎のストッパー津田投手の気迫も忘れられない。北別府、大野、佐々岡、池谷と優れた投手を輩出した。江夏の活躍した日本シリーズは語り草。 

 最終ステージ、原監督は次第に監督としても腕を上げてきている。なかなかしたたか。簡単には勝たせてくれない。例えば、広島投手陣やクリーンアップの弱点分析は出来ているし、データの少ない新人投手を混ぜてぶつけてくる。2回ぐらいの負けは計算して、最終的な勝利を取りに来るだろう。

 キラの思い切りの良いフルスイングは長打を期待できるが、巨人相手だと、もう少し配球を読んだほうが良い。 

 巨人は、広島戦で阿倍がいない時、カープに苦戦したが、復活すれば打力だけでなく、リード面でもかなり大きいのではないか。カープには優勝を望むが、1試合のハンディキャップを含め、選手層の厚い巨人がやや有利かな。(心の準備)

 東京ドームでも赤とんがらしは大挙して押し寄せ、派手なスクワットを展開する。日本人は判官びいきで、貧しくも努力するカープ(球団は人身売買で黒字だけど)を応援するファンが全国に多い。応援だけでも、巨人に打ち勝ちたいものだ。

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アメリカは軍事戦略で経済を動かし日本には戦略が無い

2013年10月07日 14時29分01秒 | 社会・経済

 ソビエトとの冷戦末期、アメリカにとって対峙しているソビエトよりは、経済でアメリカに挑戦しアメリカを買占めていた日本の方が脅威だった。当時、私はそのように考えていたが、証拠も無かった。ところが、最近、その考えを裏付けるような情報がぼちぼち出てきている(後日報告)。

 ベルリンの壁崩壊は確かに西ドイツの努力が大きかった。一方、私の考えでは、アメリカも対日で冷戦を早く終了させたかった。そのころ日本は高度成長を続け、多くの分野でアメリカに勝ちつつあった。日本人はアメリカを見下し、カードで借金を重ね破たんするアメリカ人を嘲笑していた。

 当時の雑誌(例えば週刊現代やポスト)が有れば、読まれることをお勧めする。表紙には経済戦争の文字が躍り、記事は日本が経済戦争でアメリカに勝利していると伝えた。エズラ・ヴォーゲルの「ジャパンアズNO1」が発表されると日本は一気に湧いた。

 私はNO1には懐疑的だった、何故ならアメリカは軍隊を世界に展開し、その負担は巨額で日本とは比べ物にならなかった。また、優秀な人材が多数所属しているに違いなかった。後に、ジャパンアズNO1は日本に負けるな、アメリカは奮起せよとの意図だったことが分かった。

 冷戦終了と共に、アメリカは世界的な経済ルールを変えてくる。悉く、日本にとって不利な条件だったと考えて良い。例えばそれは銀行(経済成長の源泉)のBIS規制自己資本比率規制=8%以上だ。世界の10大銀行が全て日本の10大銀行であった状況は様変わりした。

 世界の工場を日本から中国に移され、為替は円高にシフト、友好的なノウハウ提供は無くなった。

 戦略的に大きかったのは、クリントン政権下でCIA(NSAを含む)を経済政策に組み込んだことだ。ここから、アメリカは経済を軍事戦略の中で動かし始める。一方、日米の状況を分析して、上手に戦略的に取り込んだのは中国だった。

 冷戦崩壊でCIAは業務が激減したが、アメリカの経済発展のための情報収集や分析に利用され、軍事戦略に経済が取り込まれたのだ。アメリカの仲間はイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの旧英連邦だった。

 要は、アメリカは、日本の躍進で非戦時下における経済の威力を認識し、アメリカに挑戦していた日本に対して、軍事目的のCIAを経済政策に組み込み、本気で叩きに来たのだ。勿論、その本音は決してオープンにしない、表面化しない。知らぬは日本なり。

 CIA・NSAの主な情報入手の対象は日本だった。CIAのネットワークは日本政府内に張り巡らされ、首相の考えやスケジュールなどは丸裸にされた。NSAにより有力企業の情報も、電話、FAX、メールなどを通して詳細が分かっていた。中国諜報機関も政府内などアメリカに次ぐネットワークを持っていると推定される。

 日本の商社は世界中に日の丸の旗を立て、情報を入手し、製品を売り込んでいた。ところが、賄賂性のビジネスを見破られ、介入され(表には出ない)、ビジネスが旧英連邦側にシフトされた。かくして、旧英連邦は1990年代に大発展を遂げた。

 現在でも、日本企業はカルテルなどが摘発され膨大な賠償を求められている。情報が筒抜けだから当たり前だし、アメリカに有利な判決も出せる。日本企業はいつまで経っても気づかない。

 重要なのはアメリカが経済を軍事戦略の重要な手段として動かしており、日本にはそもそも戦略を形成する素地も無い事。アメリカは国家の発展・利益のため、盗聴でも、戦争でも何でもやる。政府と民間のベクトルもそろっている。日本の官僚は、国家の発展は表向きで、既得権や組織を維持拡大する事が最優先。

 アメリカ政府は日本の官僚と折り合っている。アメリカ政府はアメリカの発展・利益獲得に日本を利用し、官僚は自らの既得権や組織を維持拡大すれば良いのだからぶつからない。官僚(課長クラス以上)はアメリカ政府高官から直接 依頼を受けると無条件でイエスを3回ぐらい繰り返す。

 官僚も高邁な理想を掲げ、日本の発展を目指していたが、知識集団ではあっても課題解決集団ではなく、CIAを含むアメリカ政府に敗れ、方向転換したのではないか。

 官僚は重要なところで嘘を混ぜてくるのと(嘘作文では120点が取れる)、実績の無いテーマ・難しいテーマでは棚上げ・先送り・封印し、自分達も何が事実か分からなくなる状況では戦略が成り立たない。

 日本は政府と民間が共有するビジョンも無く、ベクトルがばらばら。戦略的なアメリカや中国に比べて日本はとても発展形とは言えない。

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