ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

今年も新潟ロードレース16kmを走る

2011-04-17 21:54:46 | RUN
今年も、昨年同様新潟ロードレースに出た。
開催を中止すべきかどうか迷った、と主催者のあいさつ。
あまり派手ではなく、大震災からの復興を考えてのものに。
ゼッケンにも、このような文言がはいっていた。

だから、会場では、義援金の協力も呼びかけられていた。(もちろん協力!)

協力して、このようなリボンをつけて走ってほしいと言われた。

さて、走る距離は、去年と同じ最長の同じ10マイル。
つまり16km。
寄る年波には勝てない、ということで、今年は、あまり記録は考えないで楽しく走ることだけを考えていた。
誰に抜かれようが、気にせず楽しく走ろうと思っていたのだ。
そのせいか、5km地点までは、結構周囲を眺める余裕があった。
私を抜いていく人には、「いわきサンシャインマラソン」のTシャツを着ている人もいた。
いわきも今は大変だ。
そのマラソンがやれた頃は、本当に穏やかで暮らしやすかったのに…。

「がんばれ、がんばれ。」と言って、手を出してタッチを求める子がいた。
「がんばってください。」と丁寧に叫び続ける子もいた。
子どもたちの声援に「ありがとう」と答えて返事もしていたのだった。
タイムも、1kmを5分のよいペース。
まあ、これがそろそろ落ちる頃だが。

いつも入っている距離が7kmだから、そこを越えた途端に、きつくなってきた。
今年もまた、去年同様に右足の親指の爪部分が痛み始めた。
まだ10km前の地点だと言うのに、足が上がらなくなってきた。
朱鷺メッセで折り返し、近くの柳都大橋の階段を駆け上がろうと思ったら、股関節が固まっている。
足が上がらない。
歩いて階段を登ることにしたが、登り切って再び走ろうと思っても、足が重くて、ぜんぜんスピードが出ない。
やっぱり自分は、もう長距離走は無理なのかな、と思いつつ、ますます抜かれていく。
若い人に抜かれるのは仕方ないな、と思いつつも、自分よりも明らかに年長の方々に抜かれていくのは、つらい。
これすべて、日頃からの鍛え方の違いだな、と再認識しながら、痛む足を引きずるようにしながら走るのはつらかった。
去年より楽に走っているはずが、いつのまにか去年以上にきつくなっていた。
やすらぎ堤の桜は確かにきれいに咲き始めてきたけど、ゴールにはなかなか近づかなかった。
私の場合、膝や股関節が悪いせいか、登り坂になると、急に後続の人々に抜かれていく。
最後に、ラストスパートもできず、ようやくゴール。
今年は、昨年より3分以上もタイムが落ち、1時間25分余りもかかってしまった。
260人以上参加した50歳以上男子の部でも、100番を越えてしまった。
年々、仕方がないことだとは思う。
でも、10年余り前、5分余しか立っていられないほどになって、腰の手術を受けた私が、今こうして走れることには喜びを感じるのだ。

しかし、喜びと言うにはあまりにも疲れ切った。
駅の階段を上がろうとしたら、ふくらはぎがヒクヒクしてしまった。
両足の裏にも、まめというか、皮膚にズレが生じてしまって、歩くたびに痛い。
それでも、走り切れたことを大いに喜びたい。
コメント
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