ピークカット15%、13日節電実験
東日本大震災による電力不足で、夏場の計画停電を避けようと県が提起した「ピークカット15%大作戦」の節電実験が13日、初めて行われる。午後5~7時の2時間、家庭や企業に自主的な節電を呼び掛けるもので、強制はしない。行政機関も節電に協力するが、市民サービスに影響はない見込み。
東北電力が地域ごとに交代で電気を止める計画停電とは異なり、同日の実施もない。
県は、計画停電回避には電力消費ピーク時間帯に15%の需要削減が必要と試算。今回の節電実験は、この時期のピーク時間帯。電力使用量が多い工場の生産ライン一部休止や、洗濯機など電気を多く使う製品の不使用など県民ぐるみの取り組みを促す。企業は生産量確保へ、朝の稼働開始を早めるなどして対応する。
行政機関は毎週水曜日の「ノー残業デー」徹底や、エレベーターの一部停止(上越市)などを行う。午後6時までに庁舎を消灯する新潟市は、図書館やホールなど市民が利用する施設は対象外とした。県警は実験中、国道などに設置した電光掲示板や道路状況を撮影するテレビカメラ計69カ所の電源を落とすが、信号機は稼働させ続ける。
県はこうした試み全体でどのくらい電力消費を減らせたか分析、27日にも再度実験を行い効果を検証する。ただ、本県の節電分だけで夏の電力不足分を補うのは困難なため、具体的な成果を東北電力管内の他県に示して協調を働き掛ける。
首都圏で3月に行われた計画停電では、経済活動や市民生活が大混乱。東京電力は原則実施しない方針に転換した。東北電力は一度も実施していないが、「予測不能な大規模停電を避けるため」として計画停電の枠組みを維持している。
(以上、新潟日報2011年4月12日より)
…このような節電実験が行われた。
強制力はないので、やらなかったところも多いかもしれない。
しかし、わが職場では、私は、朝からこの「ピークカット15%節電実験」に協力するよう、指示した。
職場では、原則的にノー残業デーとした。
私は、あえて職員に先駆けて帰途につくことにした。
まず、自分から行動に移してみる。
それが大切だと思った。
はたして、どれだけの職員が、この実施の大切さをわきまえて協力しただろう?
全員でなくとも、協力者が多ければ、この15%カットの節電にはつながるのではないかと考えたのだ。
新潟日報紙は、今日の「日報抄」上でも、故忌野清志郎氏の歌にからめて、この節電実験への協力を呼び掛けていた。
人気ロックバンドRCサクセションのボーカルだった忌野清志郎さんが58歳で亡くなって間もなく2年になる。社会をユーモラスに風刺した曲の数々は、若者だけでなく幅広い世代に支持された
原発に対する気分を表現した曲「ラブ・ミー・テンダー」を含むアルバム「COVERS」を、所属レコード会社が発売中止としたのは1988年。チェルノブイリ原発事故から2年後のことだ。急きょ、別の会社から発売されるのだが、中止の背後に「見えない力」があったのではと、話題になった
今回の大震災に伴い、首都圏では計画停電が実施され、産業活動や市民生活に大きな影響が出た。計画停電の背後に「原発がないとこんなに不便な生活になるのですよ」という隠されたメッセージ、一種の見えない力を感じたのは当方だけか
きょう13日と27日、県内で節電実験が行われる。電力供給不足が懸念される夏場に向けて、計画停電を回避するための試みである。ピーク時に15%カットできるかどうか、成否は工場や事業所だけでなく、家庭の協力にもかかってくる
電気を「止められる」という受動から、「無駄遣いしない」という能動へ。自分の手でスイッチを切り、コンセントを抜く。「原発に頼り切らなくてもやれるのか」。みんなが考える好機である
きょうは午後5時から7時まで。暖房を控えめにして1枚厚着、テレビを消してラジオへ、工夫はさまざまだ。「放射能はいらねえ、牛乳を飲みてえ」と歌った忌野さんなら、どんな節電を提案してくれるだろうか。
(以上 新潟日報2011年4月13日より)
効果は、14日に発表されるということだ。
協力者が多く、成果が出ることを期待している。
東日本大震災による電力不足で、夏場の計画停電を避けようと県が提起した「ピークカット15%大作戦」の節電実験が13日、初めて行われる。午後5~7時の2時間、家庭や企業に自主的な節電を呼び掛けるもので、強制はしない。行政機関も節電に協力するが、市民サービスに影響はない見込み。
東北電力が地域ごとに交代で電気を止める計画停電とは異なり、同日の実施もない。
県は、計画停電回避には電力消費ピーク時間帯に15%の需要削減が必要と試算。今回の節電実験は、この時期のピーク時間帯。電力使用量が多い工場の生産ライン一部休止や、洗濯機など電気を多く使う製品の不使用など県民ぐるみの取り組みを促す。企業は生産量確保へ、朝の稼働開始を早めるなどして対応する。
行政機関は毎週水曜日の「ノー残業デー」徹底や、エレベーターの一部停止(上越市)などを行う。午後6時までに庁舎を消灯する新潟市は、図書館やホールなど市民が利用する施設は対象外とした。県警は実験中、国道などに設置した電光掲示板や道路状況を撮影するテレビカメラ計69カ所の電源を落とすが、信号機は稼働させ続ける。
県はこうした試み全体でどのくらい電力消費を減らせたか分析、27日にも再度実験を行い効果を検証する。ただ、本県の節電分だけで夏の電力不足分を補うのは困難なため、具体的な成果を東北電力管内の他県に示して協調を働き掛ける。
首都圏で3月に行われた計画停電では、経済活動や市民生活が大混乱。東京電力は原則実施しない方針に転換した。東北電力は一度も実施していないが、「予測不能な大規模停電を避けるため」として計画停電の枠組みを維持している。
(以上、新潟日報2011年4月12日より)
…このような節電実験が行われた。
強制力はないので、やらなかったところも多いかもしれない。
しかし、わが職場では、私は、朝からこの「ピークカット15%節電実験」に協力するよう、指示した。
職場では、原則的にノー残業デーとした。
私は、あえて職員に先駆けて帰途につくことにした。
まず、自分から行動に移してみる。
それが大切だと思った。
はたして、どれだけの職員が、この実施の大切さをわきまえて協力しただろう?
全員でなくとも、協力者が多ければ、この15%カットの節電にはつながるのではないかと考えたのだ。
新潟日報紙は、今日の「日報抄」上でも、故忌野清志郎氏の歌にからめて、この節電実験への協力を呼び掛けていた。
人気ロックバンドRCサクセションのボーカルだった忌野清志郎さんが58歳で亡くなって間もなく2年になる。社会をユーモラスに風刺した曲の数々は、若者だけでなく幅広い世代に支持された
原発に対する気分を表現した曲「ラブ・ミー・テンダー」を含むアルバム「COVERS」を、所属レコード会社が発売中止としたのは1988年。チェルノブイリ原発事故から2年後のことだ。急きょ、別の会社から発売されるのだが、中止の背後に「見えない力」があったのではと、話題になった
今回の大震災に伴い、首都圏では計画停電が実施され、産業活動や市民生活に大きな影響が出た。計画停電の背後に「原発がないとこんなに不便な生活になるのですよ」という隠されたメッセージ、一種の見えない力を感じたのは当方だけか
きょう13日と27日、県内で節電実験が行われる。電力供給不足が懸念される夏場に向けて、計画停電を回避するための試みである。ピーク時に15%カットできるかどうか、成否は工場や事業所だけでなく、家庭の協力にもかかってくる
電気を「止められる」という受動から、「無駄遣いしない」という能動へ。自分の手でスイッチを切り、コンセントを抜く。「原発に頼り切らなくてもやれるのか」。みんなが考える好機である
きょうは午後5時から7時まで。暖房を控えめにして1枚厚着、テレビを消してラジオへ、工夫はさまざまだ。「放射能はいらねえ、牛乳を飲みてえ」と歌った忌野さんなら、どんな節電を提案してくれるだろうか。
(以上 新潟日報2011年4月13日より)
効果は、14日に発表されるということだ。
協力者が多く、成果が出ることを期待している。