ON  MY  WAY

60代になっても、迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされながら、生きている日々を綴ります。

2011 Jリーグ最終戦

2011-12-03 23:06:34 | アルビレックス新潟

J1リーグ最終節の試合が終わった。
新潟の最終戦の相手は、昨シーズン優勝、今季も首位柏に勝ち点差1で逆転優勝を狙う名古屋。

ホーム最終戦でもあった。

試合結果は、0-1。
押されている場面の多い試合ではあったが、選手はひたむきにプレーしてがんばっていたのが伝わってきた。

でも、結果的には、ホーム最終戦で負けは負け。
優勝は、今日浦和に3-1で勝った柏。
J2から上がったばかりで、即優勝、とは、「あっぱれ!」である。
2位が、今日新潟が対戦した名古屋。
3位は、ガンバ大阪。
それぞれ、1位・2位・3位と、勝ち点差1ずつで続いた。
驚くべきことに、この3強の下、4位に仙台が入った。
大震災を乗り越えての上位は、本当にすばらしいと思う。
柏の優勝、仙台の4位は、誰も想像しなかった結果であった。

今日の最終戦は、新潟は、たった1点が取れなかった。
いい試合であったが、負けは負け。
今季は、いい試合をしていても、最後の最後にひっくり返されたり同点に追いつかれたりすることが多くて、勝ち切れなかった。
今日の新潟の試合は、まさに今季の象徴のような試合と言えた。

今季の新潟の選手たちは、ガツガツくるチームに弱い。
強いプレッシャーを受けるチームには、なかなか勝てなかった。
人のよさが表れてしまうような試合が多かった。
攻撃もきれいに攻めて点を取ろうとするところがある。
だから、比較的攻めが遅い。
攻めが遅れているうちに、相手が守備に戻っている。
だから、新潟のサッカーには、怖さがあまりなかった。
残念だ。

ただ、今日は、2011シーズンがこれで終わってしまうのか、と少し残念に思いながら、冷静に見ていた私であった。
見ていた席は、名古屋のサポーターが多数来ているビジター席の近くであった。
優勝争いを繰り広げるチームに羨望のまなざしを向けつつ、日本の頂点のチームを決める試合の近くにいられるということが、新潟に住む者として、これはこれで幸せな気分でもあったのだ。
選手たちは、本当に一生懸命やっている。
他チームの優れたプレーぶりをみると、時々新潟の選手たちが貧弱に感じることもあったけど、「おらがチーム」。
そして、その勝利を願って応援ができる。
優勝争いを繰り広げるチームに対しても、ボロボロにやられるのではなく、接戦ができる。
まして、今日は、試合の終盤、ミシェウがイエローカード2枚で退場になってしまったのに、何とか追いつこうと、残った10人がとてもよく走っていた。
そして、サポーターたちは、最後まで、よく声を出し、選手を鼓舞していた。
こういうことが、うれしいのである。

最終戦セレモニー

の後、場内を一周した選手・監督はじめスタッフたちの顔は、不完全燃焼そのもの

ということが表れていた。
今日は、すでに長谷部や岩崎といった若い選手たちの退団のあいさつがあった。
何人かの選手が去り、来季はまた新しい顔ぶれを迎えることになる。
最後に、Nスタンドのサポーターの前で話した選手会長の三門

や主将の本間

のあいさつは、来季の捲土重来を期す思いに満ちていた。
来年の新潟の活躍に期待しよう。

未曾有の大震災、原発事故のあった1年だった。
第1節の初戦だけ行われて、ひと月以上試合ができなかったシーズンであった。
もう一度言うが、震災の被害から立ち上がった、仙台の4位は、本当にすばらしい。

さて、3か月後には、どのチームもまた新しい顔ぶれとなり、2012年の新しい年の戦いが始まる。
その前に、まず、今年の新潟の選手やスタッフに、「お疲れ様。」と言いたい。
そして、「今季も、ありがとう。」とも。
コメント
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