ここ数年、「この歌好きだな」とか「この歌手の歌、もっと聴きたいな」とか思うことがなくなっている。
歌には、心を癒してくれる働きがある。
私には、最近改めて聴きたくなるのは、1970年代後半と言えばいいのか、昭和50年代と言えばいいのか、その頃の曲を改めて聴きたくなっている。
その頃の自分は、学生だったり社会人として歩き始めたばかりだったりであった。
その頃の歌の数々というのは、どういう訳か自分の周りにあふれていたような気がしている。
最も、テレビを持たず、もっぱらFM等のラジオを聴き、歌番組などは積極的に使って、気に入った曲を見つけては録音に精を出していたものだった。
最近、なんだかよく訳は分からないが、その頃の曲で聴きたくなったのは、丸山圭子の「どうぞこのまま」。
今はすっかり古い曲となってしまったが、あの頃は、「ニュー・ミュージック」などと呼ばれていたジャンルに属する曲だ。
この曲の紹介をする時によく使われていたのが、「アンニュイ」という言葉。
けだるい感覚をそう言っていたような気がする。
発売日を調べてみると、1976年5月。
なんともう40年近くも前ではないか。
完全な「懐メロ」ですなあ。
あの頃は、レコードを買ってまで聴きたいとは思わなかったけど、今となってはなんだかとても懐かしいし、そんなに古い曲のような気もしない。
改めて聴きたくなったので、いくつかあるベスト盤の1つをamazonで買ってしまった。
「どうぞこのまま」
この確かな時間だけが 今の二人に与えられた
唯一のあかしなのです
ふれあうことの喜びを あなたのぬくもりに感じて
そうして生きているのです
くもりガラスを伝わる 雨のしずくのように
ただひとすじに ただひとすじに ただひたむきに
…やっぱりこの歌のこのけだるい雰囲気、声、いいなあ、と思った。
全体を聴いてみると、聴き覚えのある曲も、いくつかあった。
「あなたにつつまれて」
これは、曲の出だしが心地よい。
すべるように走る 藍色の夕暮れを
くだける波のしぶき DIAMONDのきらめき
…だけど、それだけなんだよな…。
ははは、それじゃ失礼ですかね。
「20歳の私」
この歌は、出だしではなく、反対に最後の部分の繰り返しが好きだなあ。
ダークグレーのこの街も しゃれてるじゃない
あなたはもう遠い街で暮らしはじめてる
…なんか別れの歌どうかもわからないけれど、忘れられないメロディーだった。
「季節のかほり」
面白かったのは、この曲。
「香り」は、本当は「かほり」じゃなく、「かをり」と表記するのが正しい。
その頃は、世に「シクラメンのかほり」という歌が流行った後だから、「かほり」となったのじゃないかなあ。
でも、感じた面白さはそこではなく、私にとっては、この歌は丸山圭子の曲ではなく、岩崎宏美の曲だったということ。
岩崎宏美の「二十歳前…」というアルバムに入っていて、当時彼女のファンだった私は、よく聴いていたのだった。
それが、丸山圭子のベストを聴いていたら、突然岩崎宏美の曲が、アレンジも歌い方も全く違って流れてきたから、びっくりした。
同時に懐かしかった。
学生当時、この曲が丸山圭子から提供されたものだとは、まったく知らなかった。
ああ 季節のかほりにも 言葉があるのね
ああ忘れそうな想い出 話しかけてくれる
あの日あなたに言いかけて
飲み込んでしまった気持ち
まだ変わらない私がいると教えてくれる
それはこんなあたたかい昼さがりの事でしたね
それは幼い私にはじめての恋だったのです
…当時若いアイドル歌手だった岩崎宏美が元気よく歌っていたのが、まさか丸山圭子の歌だったとは…。
岩崎宏美に楽曲を提供していたなんて、初めて知った。
楽しい発見だった。
他の曲たちも、その頃の時代を感じる詩や、アレンジが楽しかった。
さらに、ネットで調べてみたら、現在は、音大の客員教授をしているとか、この9月に新しいアルバムを出す予定らしいとか、新しくわかった。
あの大ヒットから、もうすぐ40年になるのに、元気でがんばっているようなのは、うれしいことですなあ。
歌には、心を癒してくれる働きがある。
私には、最近改めて聴きたくなるのは、1970年代後半と言えばいいのか、昭和50年代と言えばいいのか、その頃の曲を改めて聴きたくなっている。
その頃の自分は、学生だったり社会人として歩き始めたばかりだったりであった。
その頃の歌の数々というのは、どういう訳か自分の周りにあふれていたような気がしている。
最も、テレビを持たず、もっぱらFM等のラジオを聴き、歌番組などは積極的に使って、気に入った曲を見つけては録音に精を出していたものだった。
最近、なんだかよく訳は分からないが、その頃の曲で聴きたくなったのは、丸山圭子の「どうぞこのまま」。
今はすっかり古い曲となってしまったが、あの頃は、「ニュー・ミュージック」などと呼ばれていたジャンルに属する曲だ。
この曲の紹介をする時によく使われていたのが、「アンニュイ」という言葉。
けだるい感覚をそう言っていたような気がする。
発売日を調べてみると、1976年5月。
なんともう40年近くも前ではないか。
完全な「懐メロ」ですなあ。
あの頃は、レコードを買ってまで聴きたいとは思わなかったけど、今となってはなんだかとても懐かしいし、そんなに古い曲のような気もしない。
改めて聴きたくなったので、いくつかあるベスト盤の1つをamazonで買ってしまった。
「どうぞこのまま」
この確かな時間だけが 今の二人に与えられた
唯一のあかしなのです
ふれあうことの喜びを あなたのぬくもりに感じて
そうして生きているのです
くもりガラスを伝わる 雨のしずくのように
ただひとすじに ただひとすじに ただひたむきに
…やっぱりこの歌のこのけだるい雰囲気、声、いいなあ、と思った。
全体を聴いてみると、聴き覚えのある曲も、いくつかあった。
「あなたにつつまれて」
これは、曲の出だしが心地よい。
すべるように走る 藍色の夕暮れを
くだける波のしぶき DIAMONDのきらめき
…だけど、それだけなんだよな…。
ははは、それじゃ失礼ですかね。
「20歳の私」
この歌は、出だしではなく、反対に最後の部分の繰り返しが好きだなあ。
ダークグレーのこの街も しゃれてるじゃない
あなたはもう遠い街で暮らしはじめてる
…なんか別れの歌どうかもわからないけれど、忘れられないメロディーだった。
「季節のかほり」
面白かったのは、この曲。
「香り」は、本当は「かほり」じゃなく、「かをり」と表記するのが正しい。
その頃は、世に「シクラメンのかほり」という歌が流行った後だから、「かほり」となったのじゃないかなあ。
でも、感じた面白さはそこではなく、私にとっては、この歌は丸山圭子の曲ではなく、岩崎宏美の曲だったということ。
岩崎宏美の「二十歳前…」というアルバムに入っていて、当時彼女のファンだった私は、よく聴いていたのだった。
それが、丸山圭子のベストを聴いていたら、突然岩崎宏美の曲が、アレンジも歌い方も全く違って流れてきたから、びっくりした。
同時に懐かしかった。
学生当時、この曲が丸山圭子から提供されたものだとは、まったく知らなかった。
ああ 季節のかほりにも 言葉があるのね
ああ忘れそうな想い出 話しかけてくれる
あの日あなたに言いかけて
飲み込んでしまった気持ち
まだ変わらない私がいると教えてくれる
それはこんなあたたかい昼さがりの事でしたね
それは幼い私にはじめての恋だったのです
…当時若いアイドル歌手だった岩崎宏美が元気よく歌っていたのが、まさか丸山圭子の歌だったとは…。
岩崎宏美に楽曲を提供していたなんて、初めて知った。
楽しい発見だった。
他の曲たちも、その頃の時代を感じる詩や、アレンジが楽しかった。
さらに、ネットで調べてみたら、現在は、音大の客員教授をしているとか、この9月に新しいアルバムを出す予定らしいとか、新しくわかった。
あの大ヒットから、もうすぐ40年になるのに、元気でがんばっているようなのは、うれしいことですなあ。