ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

首の皮一枚残っている~アルビレックス新潟・浦和戦

2016-10-23 20:50:50 | アルビレックス新潟
J1リーグも残り3節となり、優勝争いよりも残留争いがし烈だ。
前節までの順位は、次のようである。
13位 磐田 勝ち点32 得失点差-13
14位 新潟    30     -12
15位 名古屋   29     -15
16位 甲府    28     -25
17位 湘南    21     -28
18位 福岡    19     -32
すでに福岡の降格は決定しており、残る2チームがどこになるのか、という状況だ。

新潟は、昨日、現在首位の浦和と対戦した。

次は、先日ルヴァンカップ(旧ナビスコカップ)で浦和と熾烈な優勝戦を演じた(延長戦後PK戦負け)ガンバ大阪戦と、昨年一昨年優勝の広島との最終戦となる。
この3連戦、強豪ばかりとの対戦である。
しかし、ここで勝ち点を積み上げなくては、J2降格となってしまう。
とにかく勝利あるのみ。
とにかく応援あるのみ。

勝てば、他チームの勝敗いかんで優勝が決まる浦和は、大勢のサポーターが乗り込んできていた。
新潟B級グルメの「イタリアン」に並ぶ列にもたくさんの浦和サポがいた。

並んでいる時、1円玉を拾ったので、「今日は勝ち点1を拾う」ことぐらいできるのか、と縁起を担いだ。

ビジター席は拡大され、S席はほとんど浦和席となり、アルビの応援ができるのは、1列のみとなっていた。

試合が開始される。
浦和のパスは、速くかつ正確で、さすがに首位チーム、個人技がすばらしい。
しかし、そこに新潟の各選手は食らいつく。
いい試合になりそうだ、と思っていたところ、なんと開始7分で相手FW興梠に一瞬のすきをつかれ、浦和に1点を献上してしまった。
これは、きつい。
しかし、15分、新潟のラファエル・シルバが、同点弾をたたき込む。

拮抗した戦いが続き、前半を1-1で終える。

後半も、今日は新潟サポーターのNスタンドは、必死の応援だ。
総立ちで、声を出し、歌って選手たちを鼓舞する。

時間が経過し選手の交代も行われる中進む試合、途中出場の鈴木武蔵のヘディングが敵方ゴールに突き刺さる。
電光掲示板に「GOAL!」の文字が踊り、熱狂するスタジアム。
新潟が勝ち越したかと思われたが、なんと無情にもオフサイドの判定。
勝ち点1でも仕方ないかと思いながら試合を見守っていたが、89分、またしても興梠にゴールを決められ、万事休す。

浦和は、勝ったものの、川崎も勝ったために優勝は決まらず。
新潟は、勝ち点3どころか1も取れずに敗れてしまった。

敗れたといえど、この日のスタジアムでは、選手たちの必死さが伝わってきた。
だから、試合後場内を挨拶に回る選手たちに、サポーターたちは次戦以降の健闘を求めて拍手を送る人たちが多かった。

挨拶には、監督たちも回ってきていた。

その気持ちが伝わってきた。
今日のような試合をずっとし続けていたのであれば、きっと現在のような事態には陥っていなかったであろう。
でも、今さら「タラレバ」を言っても仕方がない。
大丈夫だ。
この強い気持ちをもって、選手・監督・スタッフ、そしてサポーター一丸となって、残り2試合戦っていこう。

さて、他チームの結果が気になった。
湘南は、大宮に敗れ、2チーム目の降格が決まった。
名古屋は、磐田と1-1で引き分けた。
甲府は、試合終了間際に福岡相手に逆転勝ちをした。2-1。
この結果、残り2試合となって、順位はこうなった。

13位 磐田 勝ち点33 得失点差-13
14位 甲府    31     -24
15位 新潟    30     -13
16位 名古屋   30     -15
17位 湘南    21     -29
18位 福岡    19     -33
新潟は、残留争いに首の皮1枚で残っている、と言える。

残留争いは、いよいよ1枠を残すのみとなった。
名古屋、新潟、甲府、磐田。この4チームに完全に絞られた。
名古屋は、アウエー神戸戦と、最終戦がホーム湘南戦。
甲府は、アウエー湘南戦、ホーム鳥栖戦
磐田は、ホーム浦和戦、アウエー仙台戦。
新潟は、アウエーガンバ大阪戦、ホーム広島戦。
名古屋や甲府は、降格が決まった湘南戦を残す。
新潟は、ガ大阪や広島という、上位チームとの対戦ばかり。
しかし、勝ち続ければよいのだ。
2012年にも奇跡の残留を果たした新潟だ。
やってやれないことはない。

次節、息子は大阪まで新潟の応援に行ってくるという。
同じ職場の職員も行くと言っていた。
サポーターとして懸命に声援を送って、勝利を土産に持ち帰ってほしい、と切に願う。
きっと大丈夫。
信じている。
コメント
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