今夜は、この場所で、このような催しがあった。
母校立教大学の体育会応援団が成果発表会を行うというのだ。
立教大学体育会応援団は、8月下旬から8泊9日の予定で、新発田市の月岡温泉で合宿を行っているのだ。
今日は、その「中間発表会」のような性格であった。
受付では、一般客と大学のOB・OG客に分かれていた。
と言っても、後者の場合、卒業年度と氏名・住所を書くというものにすぎなかったのだが、堂々と(?)書いてきた。
受付で渡されたのは、2つ。
今日の成果発表会の内容を簡単に紹介するようなチラシと、
ボール紙にスクールカラーの紫で印刷された扇子形のこんなもの。
これは、組み立てると、こんなメガホンになるのですな。
チラシに書いてあったように、演舞中は写真が撮れないということで、舞台だけ写真におさめた。
最初に、応援団長のあいさつがあった。
団長は、「もちづきあおい」さんという女性。
女性が応援団長とは、小学校の運動会じゃあるまいし、と思ったりもしたのだが、それは古い人の感覚。
その後登場する応援団員は、男性よりも女性の方が人数が多かったことにびっくりだった。
発表会は、3部構成。
第1部は、チアリーディング部のステージ。
こんな衣装に身を包んだ女性たちが、およそ60人、ステージに上がって2つのルーティンを披露した。
1つ目のフェスルーティンは、フィンガーファイブの「学園天国」のメロディーに乗ってのもの。
2つ目のバイブルーティンは、クイーンの「DoN'T Stop Me Now」を軽快に踊っていた。
大勢なので、舞台が狭く見えた。
第2部は、吹奏楽部の出番。
最初の構成は、3人同じ楽器によるアンサンブルを3つ。
・「金属製ひん曲がり尺八」を演奏する3人でユーミンの「ひこうき雲」。
ちなみに、「金属製ひん曲がり尺八」とは、戦時中敵性国語として使えなかった「サックス」の和名なのだとか。
・「トランペット吹きの休日」をトランペット吹きの3人が演奏。
・フルートの三重奏を奏でたのは「22センチトリオ」という足の大きさが22センチの女子3人。
曲は、「ハナミズキ」。
3人のアンサンブルは、どの楽器も「3人らしさ」をたっぷり出して、楽しく気持ちよく聴けるように工夫されていた。
よくできました。パチパチパチ…。
次に、吹奏楽部おそらく全員の30名余りによる、「日本を勇気付けるメドレー」の演奏。
私が聴いたところによると、「愛は勝つ」「どんなときも」「明日があるさ」「負けないで」「全力少年」「ら・ら・ら」「それが大事」「栄光の架橋」などが、次々と奏でられた。
さすがに大勢で、次々に曲が変わっていくというのは聴き応えがあった。
ここでも、30名余りの吹奏楽部員のうち、男性は8名にすぎなかった。
おっと、男性女性の数にこだわるのはよくないな。
さて、「応援団」と聞くと、「嗚呼!!花の応援団」を思い出す。
あの学ランに身をくるんだ応援団員、つまりリーダー部の団員を想像するのだが、ここまでの展開であまり登場していない。
いよいよこの後、登場し始める。
1人や2人で登場し、くだらないギャグを連発し始めたのが楽しいやら寒い風が吹くやら。
「てんとう虫の演技やります!」と言って、やったのは、「うっ、まぶしい!」
…どうやら「点灯」虫だったらしい。
「カエル飼いたいんだって。買ってもいい?」「買わず(蛙)!」
「穴の開いたトレーナー、やります!」「このトレーナー、完全に穴開いちゃったなあ…」「ポカリスエット!」
…などなど、「…やります。よろしくお願いします!」と大げさに大声を出して、落ちのある(白ける?)演技をするのだから、バカバカしいが会場は笑いに包まれていた。
その場つなぎのようなものが終わると、真打ち(か?)リーダー部登場。
最初は、大きな団旗を持ち上げる演技。
この力のいる技も、女性団員が行っていた。
いちいち解説を交えながら進行をする団員も女性でありながら、かつて見た男性団員と同じ仕草や語りをする。
そこに、出てきた団員を毎回「○○学部●●科〇年、●●県私立〇〇女子高校出身●●●●」などと、学部学科や出身高校まで付けて名前を紹介するのも、可笑しい。
そして、この後は盛り上がる。
リーダー部、チアリーディング部、吹奏楽部、三部一体となってのステージだ。
あの神宮の六大学野球でかつて何度も聴いた応援歌が続いた。
まず、何といっても第1応援歌。
このイントロが流れると、「イノキボンバイエ」同様に、体に元気が湧いてくる。
懐かしくて、声を出して久々に歌ってしまった。
そして、第2応援歌「セントポール」
セントポール、シャイン、トゥナイトを繰り返す、あの名曲。
これまた懐かしい。
3つ目が「立教アトム」。
4つ目が「チャンスパターン・メドレー」。
ここには、「ポパイ・ザ・セーラーマン」なども入っていた。
やっぱり、母校の応援歌、元気出るわ~。
もう、配布されて組み立てたメガホン、振りまくり。
そして、神宮でよく聞いた、「学生注目!」の叫び。
団員の叫びに、「そうだ~!」と皆で声を合わせて叫ぶのが懐かしい。
最後は、立教大学校歌「栄光の立教」。
芙蓉の高嶺を 雲居に望み
紫匂える 武蔵野原に
いかしくそばだつ われらが母校
見よ見よ立教 自由の学府
これも、声を出して歌っちゃったよ。
2番、3番は、長年の経過で一部歌詞が出てこなかった⤵。
最後は、団長が「フレー、フレー、立教」というのだが、その後に付け足して、「フレー、フレー、しばた」という文句も付け足していた。
さすが、ご当地に恩義を感じていますね。
もっとも、「まだ5日までいますので、差し入れ期待しています」みたいなことも言っていたけどね。
あ~、後半になるにつれ楽しかった。
大学時代、よく六大学野球を見に行ったから、応援団ががんばっているのはよく見ていた。
今は、女性の方が多い応援団だけど、「秋のリーグ戦、優勝を目指します。そのために、私たちもがんばって応援します。」と決意を口にしていた。
行ってよかった。
学生時代は、1980年に終えたのだから、六大学野球を見に行っていたのは45年も前になってしまうのか。
立教大学の野球をはじめとするスポーツと、体育会応援団の健闘を期待することにしよう。
今日はありがとう、立教大学体育会応援団の皆さん!!!
>私も応援団と言えば。嗚呼!!花の応援団...
…あのバカバカしい男だらけのマンガを思い出します。だから、ここに女性団員だなんてとんでもない。女性の入る余地はないと思っていたのですが、今のは、女性団員が支えているという現実を見てしまいました。時代が変わりましたね。あの大げさな多少ばかばかしい男の仕草を女性が演じている姿は、驚き以外の何物でもなかったです。まさしく「花の応援団」ですね。
秋以降の立教スポーツ、野球に駅伝、活躍を期待します。あわせて応援団も。
春に高崎に行って大学時代の仲間と会って飲み会やったんですけど、仲間と会う前に自分の大学を一応、見物に行くと、「箱根駅伝を目指す!!」とか言うポスターが貼ってあって、「あっ、ウチの大学も一応、関東なんで、箱根駅伝の予選会出てるんだ」ってちょっとびっくりしてしまいました。まぁ、可能性は限りなくゼロって感じですけど…。
来年の箱根駅伝、立教大学、予選会からのチャレンジですけど、箱根駅伝出場、次へ向けてのシード権獲得を祈っております。
これからもよろしくお願いします。