ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

自分より若い人の相次ぐ永訣に思う

2011-05-13 23:36:12 | 生き方
このひと月ほどの間に、自分の周囲で自分より若い人が2人も亡くなった。
いずれも、事故死のような形ではあるのだが、共通点がある。
真面目だったことだ。
真面目なのは悪いことではない。
ただ、よくなかったのは、自分を責めることだ。
自分がもう少しちゃんとやっていれば、とか、自分にもっと力があれば、とか、うまくいかなかった原因を自分に求め、自分を責めるのだ。
自分の無力を嘆く。
そして、自分に有用感をまったく持てなくなっている。
自分など生きている価値がない、などというようなことを思うようになっていく。
生きている価値がある人と価値がない人なんて、実はいないのだ。
皆、生きているというそれだけで、生きている価値があるのだと思う。
ほかの人と比べる。
比べると、自分は、誰のためにも役に立っていないように感じる。
単に周囲の人に迷惑をかけているだけに感じられてしまう。
自分のことしか見えないと、他と比べて自分の無力さを感じることが多い。
自己有用感がもてなくなってしまう。

世の中は、みんなみんな、互いが互いにかかわり合って生きている。
「人」という字は、支え合って立っている形を表している、とはよく聞く言葉だ。
存在するだけで、周囲の人に様々なかかわりを生んでいるというのに。
それが周囲の人に、生きていく力を与えているのに、それに気づかないなんて。
若いのに、死につながるような道を選んでしまったことは、残念至極だ。
あなたが生きていることで、あなたに助けられる人はたくさんいるんだよ。
そう伝えたかったと、悔しく思うこのひと月余りである。
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