ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

16km走ってみたけれど…

2010-04-19 20:51:54 | RUN
新潟ロードレース。
去年は10kmを走れたから、今年はこのレース最長の16kmを走ってみようと思った。
冬の間は、降雪・積雪や悪天候で、体育館内を週に1度くらい20~25分間走っていた。
20~25分間というと、4~5kmでしかない。雪が解けてからは、やはり週に1度くらい7kmほど走ってみたけど、16kmの半分にも満たない。
少々不安に思っていたら、面白いもので、最近体が変調を訴えていた。
胸がムカムカする。
足首が痛くなる。
五十肩の痛みが増す。
若い頃であれば、「え~い、行っちまえ!」だったであろう。
しかし、さすが50代。体力に自信がもてない。
何とかなるだろう、だめならキケンすればいいさ。
そう思いながら、スタート地点に並んだ。

5,6列前に、知り合いの同年代Aさんを見つけた。
号砲。スタジアムを出て行く時、Aさんを抜いた。
向かい風が強い。川堤に咲く桜はようやく満開に近づいているが、その美しさを愛でるより、風の強さの方が気になる。
走るペースは、自分では安定していると思うが、無理はできない。
やがて橋を渡り、追い風に変わる。
楽になったはずなのに、後ろから来る走者に、一人また一人と抜かれていく。
大した速さの違いはないので、付いていこうかと速さを合わせようとするが、数分すると、置いて行かれてしまう。
この違いは何かなあ…と考えると、やはり練習量から来る走りの慣れなのだろう、というところに落ち着く。
「水分補給あと300m」と出るが、その300mが500m以上に感じた。
走りながら飲むのは難しい。
のどの違う部分に入ってむせた。

中間点到達。
39分19秒。
これで中間かよ。なんてきついんだ。
右足の親指が靴に当たるようになってきた。
外国人の若い女性に抜かれた。
悔しいので、少し付いていく。
しかし、それもむなしい抵抗。どんどん先に行かれてしまう。

折り返し点を過ぎ、Aさんとすれ違う。
自分の方が、300mくらいリードしているのがわかる。
徐々に右足の痛みは増す。
スピードが出ない。
自分の意識は、前へ進むことだけ。
しかし、のろい。次々に抜かれていく。
ゼッケンを見て50歳以上とわかる人たち、見なくても60歳代とわかる人たちにも、抜かれるのが悔しい。
あれ、いつの間にかAさんが前方にいる。
その差がどんどん開いていき、差をつめようと思う心と体とが一致しない。
Aさんから200m近く離され、なんとかゴール。
1時間22分余りの記録。
出走した50歳以上の220人中、100位内ではあったが、後半の落ち方は予想以上にひどかった。
Aさんは、土日に30kmくらい走るそうだ。
自分とは比べ物にならない。
努力は裏切らない、ってことだね。

帰りの電車の中で、空席があるのに、ずっと立ち続けている人がいた。
私よりも年輩で、同様にロードを走った方なのに、元気だなあ…。
私は、空席を見つけて座った。
ひざを組もうと思ったら、突然ももの裏側、股関節付近の筋肉がけいれんを始め、びっくりした。
イタタタ…あせって、反対側の脚を組もうとしたら、今度はそちら側がけいれんし始めた。
なんたるこっちゃ…。

まあ、いいや。
こんなヘタレでも、16km走り切ることができた。
去年より6km多く走れた。
次に6km多く走れたら、…
あっ、ハーフ(マラソン)ができるぞ…!!?
(ありえねえ…しかし…)
コメント
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