古くから日本の名勝として知られる「近江八景」は、びわ湖周辺の四季折々の風景です。
・瀬田の夕照
・石山の秋月
・粟津の晴嵐
・三井の晩鐘
・唐崎の夜雨
・比良の暮雪
・堅田の落雁
・矢橋の帰帆
この中の、「堅田の落雁」で有名な、「堅田の浮御堂」に行ってきました。久しぶりです。懐かしいなあ~。
臨済宗大徳寺派 海門山 満月寺 「浮御堂」
びわ湖の最狭部に位置し、西暦995年頃、恵心僧都が湖上通船の安全を願い、
千体の阿弥陀仏を安置した御堂です。
浮御堂は、湖中に突出していて、ぐるりと四季折々のすばらしい風景が眺められます。
竜宮城の様な雰囲気の門でした。
この裏側まで、びっしりと安置してありました。
元禄四年の中秋の名月の翌日、十六夜にお月見の宴をし、詠まれた句です。
鎖(じょう)あけて 月さし入れよ 浮御堂
「堅田の落雁」 のような、雁が列をなし優雅に舞い降りる光景には出くわせませんでしたが、
浮御堂の床にしばらく腰掛け眺めた湖は、キラキラと夏の色をしていました。
今度は、雪化粧をした浮御堂も見てみたいなと思いました。