チューリップの芽が出てきました。
ガラガラ、カサカサの土の中から頑張りました。
何色を植えたかなあ~?
右から左へ、次第に大きく出ています。
なぜなんだろう?
左が東で上が南です。 関係ない?
ま、いいか。
少し上に、コソコソっとまとまって赤っぽい芽が
出ていますが、これは「藤袴」 です。
その右には、2本の根が広がって来ています。
この藤袴は驚愕の繁殖力です。
昨年の晩秋、花も終わったので切り払おうとしましたら、
その根元から、四方八方に根を張りめぐらせてるのが
分かりました。
実は、藤袴、花が減って来ているということで、
京都では、
[藤袴を増やそう!]
という運動が展開されています。
「準絶滅危惧種」にも指定されています。
そんな訳ないでしょう?
と思いながらも、私も植えよう!と。
やっとのことで苗を見つけ購入し植えたのですが…
2011年10月12日に撮った、藤袴のつぼみです。
2011年10月26日、開花するとこんな風に白いひげ状のしべが沢山
藤袴は、枝の広がりに比べ、花は細かく地味。
根が四方八方に広がり、増えすぎてちょっと…。
この辺がいまひとつ人気の出ない理由かな?
と思いました。
でも、生のままの茎や葉は無香でも、乾燥させると
桜餅の葉の様な香りがするらしいです。
私は、残念ながら切り払った時にすぐ捨ててしまい
その香りには気付きませんでした。
でも、うれしいことに、こうしてまた芽を出しました。
今度は乾燥させて、その香も楽しもうと思います。
ところで 「藤袴」 は源氏物語の三十帖の巻名でもあり、
夕霧が、
「同じ野の露にやつるる藤袴
あはれはかけよかことばかりも」
(同じ縁につながる私の恋を、少しでもあわれと思って下さい)
と、謳っていてそこから「藤袴」 の巻名が付いたという、
感銘深いお話です (^_^;)
すべった…