先月、俳句大会がありまして、行って来ました
事前に当句する形でして、身の程知らずもたいがいにしろよ、で、
私、当句しておりました
題をつけて10句を提出するのに、けっこう日にちがかかりました
「火の島」
春寒し黒き溶岩波しぶく
よかよかと見上ぐる噴煙春空へ
火山灰降りて四葩の色奪ふ
夕焼に山柔らかき桜島
火の島は静か芒の音を聞く
吹き出す火絡む稲妻口永良部
溶岩に根を下ろし色変へぬ松
城跡背にせごどん像や山眠る
シラス台地拓きたくまし大根引く
冬晴や灰を「へ」といふ桜島
昨年は大河ドラマの舞台が鹿児島で、
松山千春さんのコンサートを兼ねて、鹿児島と熊本に行きました
そこで、一番心打たれたのが、桜島でした
滞在している時、正に噴煙が上がり、すでに街中は
道路や草木に灰が積もっていました
それでも、薩摩の人はたいして気にかけないんですよね
ま、その時の噴煙は激しいうちに入らなかったのか、
「あ、またか」
程度の反応なんですね
強いなあ~薩摩の人
念願の桜島に上陸できたのは、2度目に鹿児島に行った時でした
春の1度目で、すっかり桜島に魅了され、秋にもう1度と決めていたのです
桜島で、金子兜太さんの句碑を見ました
桜島で見た溶岩を通して、金子兜太さんの心の奥底に残る、ある思いを知りました
そんなことやら、地元の方と交わした僅かな会話が頼りでした
才能があったなら、もっと沢山の思いを詠めただろうに…と思います
ちょっとしつこく、なりましたね
ま、そんな感じでした
ひとつ、口永良部の俳句は、実際行ったのではなく
テレビで、噴火したことがニュースになって
九州はやはり、噴火が多いのですね
その映像の中に、「火山雷」を見たからです
一瞬でしたが…
写真家で宮武健仁(みやたけたけひと)さんという方がおられて
「僕はすっかり桜島のとりこのなってしまった…」
火山雷や火映を取り上げておられます
たくさんたくさんの桜島や活火山を撮り、文章を添えておられます
火山雷:噴火により飛ばされた石や火山灰がこすれあうことで
静電気が起き、そのため発生する雷
火山が火口付近で起こすものなのですね
本で知ったけど、まさか見ることが出来るとは
テレビの画像でしたが、ゾクッとしました
テレビでもいい、見れたことはラッキーでした♪
新人賞に応募したのですが、その四席ということでした
小さなトロフィを頂きましたが…
あっという間に5年目に足を踏み入れました
楽しむもよし、苦しむもよし
そんな適当な心境です、なんばしとっと!