赤染衛門さん、すてきでした
和歌を優しい声で詠まれてとても良かった
(歌留多大会とか、皇室の歌会始とか
YouTubeで聞ける百人一首の朗読とか
それぞれ違っていて、興味深いです
最近、YouTubeで朗読をよく聞きます)
百人一首に選ばれた歌人の中で「光る君へ」に登場する方と言いますと
赤染衛門(鳳稀かなめさん)
やすらはで寝なましものを小夜ふけて
かたぶくまでの月を見しかな
赤染衛門
男性みたいな名前の美女でそれに賢そうな方
左大臣源雅信の屋敷に出仕し
その娘の源倫子(黒木華さん)や他の女性や紫式部に
歌などを教えています、と言っても
おしゃべりやお茶のひとときなど楽しそうに見えます
サロンというものでしょうか
「研さん」 皇室の方々のお話の中でこの言葉を耳にしますね
紫式部が源雅信邸に通うようになったきっかけは何だったか?
赤染衛門の夫は文章博士、名前は大江匡衡
文章博士(もんじょうはかせ)
漢文学や中国正史などの歴史学を教えたそうです
息子が大江挙周、娘もいたそうです
夫や子供達に妻として、母としての愛を注いだ
良妻賢母だったようです
右大将道綱の母(藤原兼家の妾)
なげきつつひとり寝る夜のあくるまは
いかに久しきものとかは知る
右大将道綱(藤原道綱)は藤原兼家の息子で
道長とは異母兄弟
母とは藤原寧子で、ひとり息子を溺愛したそうです
「蜻蛉日記」の作者寧子はこの日記に兼家とのことを綴りました
書物に何が書かれているかは知りませんでした
1ページも読んだことありません(^-^;
清原元輔
ちぎりきなかたみに袖をしぼりつつ
末の松山波越さじとは
(私の父と叔父は「すえのまっちゃん」と読んでました
松山千春はまだ芸能界には出ていません)
清原元輔は歌人
清少納言の父
次の一首は大納言公任(父は関白の藤原頼忠)
滝の音はたえて久しくなりぬれど
名こそ流れてなほ聞こえけれ
(「…なりぬれど」を私は「なにぬねの」と言ってました)
うちの家族、親も親なら子も子というパターンです
あ、それから
(世の中よ道こそなけれ思ひ入る山の奥にも鹿ぞ鳴くなる)
藤原俊成
この歌の「鹿ぞ鳴くなる」を、父と叔父は
「鹿ぞきゃんきゃん」と読んでました
くだらん事は覚えるのに
肝心なところは、忘れます(+o+)
公任(町田啓太さん)とその父(橋爪淳さん)
イケメン父子ですね
父の頼忠は、御簾ひと張り向こう側には帝がおられる位置に座る
高い身分の方
声が小さく、寝てるのやら起きてるのやら分からんあの方
でも、関白兼左大臣
息子の公任も、すでに高位置、親ガチャ成功
だけではないとは思いますが
儀同三司母
忘れじの行く末まではかたければ
今日をかぎりの命ともがな
高階貴子のことで高階成忠の娘
和歌、漢詩に才能ある方
夫は藤原道隆
藤原定子や藤原伊周、合わせて三男四女をもうけた
そして、、紫式部
めぐりあひて見しやそれともわかぬまに
雲がくれにし夜半の月かな
どのようにも取れる歌かな~
ドラマは標準語ですね
お公家さんの言葉が飛び交うと思いきや
「文字を書く」
場面がよく出て来ます
きれいな文字、俳優さんは練習されたそうな
まひろ役の吉高由里子さんは左利きだそうです
それを、敢えて右手で書の練習をされたそうです
紫式部と同じように粘り強い、すごいですね
その人の性格をつかみ、文字にそれをのせる
文字を見ると性格が分かると聞きます
まひろの宮中での
「五節の舞」
きれいでしたね~
宮中にてとても大切な儀式の時の舞だそうです
「新嘗祭」
天皇より、五穀豊穣に感謝する
「大嘗祭」
天皇が即位後、初めての新嘗祭のこと
ドラマでは、円融天皇の次代に甥、師貞親王が即位し
花山天皇となった
とても大切な時に初心者まひろが抜擢される
なんてこと、すごいなあ~
ま、特訓を受け本番がやって参りました
皇族、貴族、粛々とした雰囲気の中
五節の舞姫
まひろは、落ち着かないのは、そらそうでしょうが
きょろきょろしてました
無事に大役をこなし、舞台から下がり
共に舞った姫たちのささやきに
藤原の道隆、道兼、道長の三兄弟が共にその場にいるのに気付いた
母を殺した道兼と幼なじみの道長が兄弟だった
とても恐ろしい事実を知り
まひろは気絶してしまったのか