漢詩の会で、思いもよらない出逢いに
退出する道長、それを追うまひろの眼差し
ああ~ドキドキしました
<漢詩の会>
時:平安時代(900年代後半)
場所:藤原道隆邸
主催:藤原道隆
発案:高階貴子
参加者:参加者名簿参照
講師:清原元輔、藤原為時
お題:当日発表
尚、有志による管弦の調べもお楽しみに
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漢詩の会
お題は
藤原行成作
この方(渡辺大地さん)の筆使いの
美しさに目を見張りました
手首のスナップが効いて滑らかな筆の動き
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筆のこんな所を持つことすら私は出来ません
藤原斎信(ただのぶ)作
妹が花山天皇の女御の藤原よし子
(よし・りっしんべんにつくりは氏)
病に伏せるよし子に、派閥のなんやかんやを
言いにきてましたね
お兄ちゃん、妹には優しく見舞うだけにしたげてえな
藤原公任作
この方は、貴公子で御曹司でイケメンで
父は関白で左大臣の藤原頼忠
公任は何をしてもたいへん優れた方だとか
光源氏はこんな感じの人かなあなんて思います
ちなみに公任のうしろ、すごいですね
まひろとききょう=紫式部と清 少納言
その夜、道長からの手紙が届けられ、それには
ちはやぶる神の斎垣も越えぬべし
恋しき人のみまく欲しさに
ちはやぶるかみのいがきもこえぬべし
こいしきひとのみまくほしさに
漢詩の会に来ることはないと思っていた道長との再会でした
どうするまひろ
大河ドラマ「光る君へ」
なんだか面白くなってきた気がします
ラブストーリー、権力争い、サスペンス、ホラー
何でもありの展開
『おんくびら~あああ 』
まひろが、道長と道兼が兄弟と知って気絶した時
まひろの家族が呼んだ、呪術師が唱えた呪文
似たようなのが
『唵 阿毘羅吽欠 娑婆呵
おん・あびらうんけん・そわか』
呪文に罪はないのでしょうが
何とも言い難い呪術師と巫女?でした
まひろの母が巫女に乗り移ったからくり
今頃の透視力なんてものも、同じようなものかな
ま、寝たふりしていたまひろも肝が据わってます
(お祈りが始まる前に身内が
まひろの母はもう亡くなっている
とこぼしたのを呪術師は聞き漏らさなかった)
平安時代は天変地異や疫病の理由が分からず
安倍晴明に代表される陰陽師なる者に
その解決を委ねていたのですよね
帝や貴族とも深い関係だったのでしょう
呪術などをまやかしという人などなかったかもしれません
あちらこちらの権力争いは武力闘争が
今のところないためか醜さが際立って見えます
藤原詮子(あきこ)道長の姉
東宮の座に上った我が子懐仁(やすひと)親皇を
最大級のフォローで次の位置にと詮子は願っている
藤原道長の家庭は、恐いくらいにすごい
「鎌倉殿の13人」の北条家も
あんなに気弱でやさしかった義時が変貌していったし
姉の北条政子も、なかなかしたたかでした
義時の最期のシーンが思い出されます