第17回 うつろい
「行くな、もどってこい」
道長はまひろをこの世に呼び戻しました
気迫の看病でした
乙丸
けなげですね~
まひろを守る、そんな気持ちで身を尽くして
乙丸ほどまひろのそばにいつも居られる者はない
誰も知らないことも乙丸は知ってたりする
回復したまひろに乙丸は話した
悲田院でまひろが倒れたその時の一部始終を
「姫様がお倒れになった時
この屋敷までお連れ下さったのは
道長様にございます
ひと晩寝ずに看病なされて翌朝
お帰りになりました」
あの時まひろは道長に会ったような
気がしていたのだが、やはりそうだった…
まひろ、すこし笑みが
🌙 めぐりあひて見しやそれともわかぬまに
雲がくれにし夜半の月かな
紫式部
何度もブログに書いて申し訳ありませんが
この歌がこのドラマの核なのだ!
この先もこのようなことが起こるに違いない
なんて、えせ占いしてしまいました 深謝
まひろが回復したことは
百舌彦から道長にも伝わっただろう
まひろの父と乳母のいとは道長とまひろの中を
確かめたい
まひろはさらっと、はぐらかしたが
いずれ解るでしょう…ね
まひろの父上は、頭ごなしに問い正したり
叱ったりしない優しい父上ですね
私の父もそうだった
ひどく叱られたのは、私が母のことを
悪く言った時、その時一回だけでした
母に対してひどいことを言った私が悪かったのです
さて
悲田院を見た道長は
「お救い小屋」が必要だと
関白・道隆に申し出るが取り合ってはくれない
疫病はここまで来ないとまだ思っている
朝廷がほっとくと言うなら自分がすると
私財を投げ出すことにした
それを知った倫子さんも財の面で協力するという
道長は妻の太っ腹さに感心して
感謝を述べていた
ふところ具合がしっーかり太そうな倫子さんの
おかげを持ちまして
お救い小屋はなんとか出来るようですが
倫子は、道長の変化を見落とさない
穏かで優しそうな倫子さんですが
勘はなかなか鋭そうですよ
時折、キッと座る目つきが強い!
道長に三番目の女性がいる!
と予想した
火のない所に煙は立たない
関白・道隆
父兼家と同じような人格になっていき
995年 病死
最期は正気を失い穏かな死に様とは言えないなあ
関白の座に五年間就いていた、それが長いのか短いのか
次期関白争奪戦が始まる
藤原家は
詮子が道兼と道長を呼び寄せる
VS
一方は道隆の子供達、定子と伊周
この間で、次の関白争奪戦が始まったよう
ぎすぎす、どろどろ
明るいお話はないですか~
すると
もう、現れることは無いかと思っていた
さわさん
まひろの屋敷にやって来ました
けんかして帰ったあの日からの行いを
すべて誤った
まひろは何事もなかったように
また友でいることを拒まなかった
まひろは妹の様に接してくるさわに
清々しい可愛さを感じたのだろう
体調を持ち直したまひろですが
当分は悲田院には行かないのかな
感染の恐怖よりも、きっと
道長にまた逢ってしまうのがこわいのかもしれない
さわは前になんどもまひろからもらった手紙の文字を
写して手習いしていた、という
まひろは自分の書いたものが人の心を動かした
と気付いた
まひろは「何かを書くこと」
そのことに気持ちが集まった
何を書いていいのか今は分からないが
「何かを書くこと」
を始めようと思ったようだ
この気持ちが物語を書くことへと
まひろをいざなった原点なのか
常にまひろは何かを成そうと考えているような
向上心
ありますね、まひろには
令和の話
おととい遊びに来た息子に言われたのですが
「お母さんは向上心ないの?」
「え、ないなあ~」
そして、これから旧友と飲みに行くと
息子は帰って行きました
「向上心」かあ~
ん…どうでしょう
「現状維持」もママならぬ母にございます((+_+))