kohは今日も元気です

思うようにブログアップが出来ませんが、俳句のこと、テレビ番組のこと等、日常をぼちぼち書いていきます。

詩吟教室に行きました

2024-05-16 19:48:08 | 光る君へ

 

あなたはどのタイプですか?

 

NHKの「100分de名著」の占いです

よろしければどーぞ♪

 

 

結果はこちら ⇩

如何でしたか

(?_?)

方向変えて2回しましたが同じ所に到着しました(?_?)

 

 

 

               

 

先日の詩吟教室で先生が

 

大河ドラマ「光る君へ」を見て何か気付かなかったかな、と

 

まひろと道長は赤い糸で結ばれてるなあ~と

思った第16回のことです

 

ドラマの1シーンが詩吟にあるとのことです

 

白居易(白楽天)の漢詩「草堂題東壁」

の一節にあるそうです、へえ~

 

 

「香炉峰の雪は簾を撥げて看る」

こうろほうのゆきはすだれをかかげてみる

 

 

第16回目で、定子(高畑充希さん)がききょうに

『香炉峰の雪は?』

とたずねると

 

扇を広げているききょう

(この時まひろは居ませんでした)

 

ききょう(ファーストサマーウイカ)は立ち上がり

御簾をくるくると巻きあげて外の景色が

よく見えるようにした

 

にこっと笑った定子はききょうに

『白氏文集を読んでいるのか』

と聞く場面がありました

 

 

題  「草堂題東壁」 白氏文集より

 作・白居易(白楽天)

 

<>詩の意味<>

日は高く昇り眠りも十分とったのに

まだ起きるのがめんどうだ

この小さな二階家で布団を重ねているので

寒さもおそれない

遺愛寺の鐘の音は寝たまま枕を傾けて

耳をすまして聴き

⁂『香炉峰に白く積もった雪は

手を伸ばして簾を押し挙げて見る』

廬山は俗世間の名声から

隠れ住むにふさわしい場所であり

司馬という閑職も

老人が余生を送るにちょうどよい

心安らかで身も無事であることこそ

安住の地であり

どうして長安だけが故郷であろうか

 

 

漢詩を吟じる時は

日高睡足猶慵起

ひたかく   ねむりたりて  なお  おくるにものうし

小閣重衾不怕寒

しょうかく  きんをかさねて  かんをおそれず

遺愛寺鐘欹枕聴

いあいじのかねは まくらをそばだててきき

香炉峰雪撥簾看 

こうろほうのゆきは すだれをかかげてみる

匡盧便是逃名地

きょうろはすなわち これ なをのがるるの ち

司馬仍為送老官

しばはなお ろうをおくるの かんとなす

心泰身寧是帰處

こころゆたかに みやすきは これきするところ

故郷何独在長安

こきょうなんぞ ひとりちょうあんにのみ あらんや

 

 

この詩は白居易が46歳の時

江州司馬として左遷されていた時(817年)

香炉峰のもとに草堂を建て

その東の壁に書いた詩

枕草子にも出てくるそうです

 

(中宮定子が)

『少納言よ、香炉峰の雪いかならむ』

と仰せらるれば

(少納言は)御格子あげさせて

御簾を高くあげたれば、

(中宮は)笑わせたまふ

 

清少納言(ききょう)は正解を出しました

 

あの時のドラマの1シーンは

枕草子にも書かれた本当にあったことなんですね

 

この漢詩は「白氏文集」の中のひとつで

白居易(772年~846年)が

817年に書いたもの

 

日本に伝来したのは820年以降

遣唐使廃止の894年までの間あたりで

平安文学に大きな影響を与えたという

(以上詩吟の教本より)

 

「枕草子」「源氏物語」は1000年頃に書かれている

平安時代の女流作家は紙も筆も墨も

なかなか手に入らなくて大変だったそうですね

 

 

 

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