第11回 許されざる嘘
この方は嘘はつかないでしょう
この場面は後白河法皇に政権を返上して、
頼朝追討の院宣を要求するために法皇の御前に
平宗盛が進むところ
見て頂きたいのですが、
宗盛の素足の指のぴい~んと伸びた第一歩に
心奪われてしまいました
この形はこの役としての所作なのでしょうね
でも、ここに宗盛の誠実さを思いました
更に、小泉孝太郎さんも、なのかな?
清盛の遺言
「頼朝を殺せ」
宗盛が変化した瞬間だったのか
父の遺言に忠実に生きていきそうですね、宗盛さん
北条義時の兄の宗時の最期の言葉となったのが
「坂東武者の世をつくる。てっぺんに北条が立つ」でした
この時、義時のエンジンがかかった
そんな気がしました
で、誰が嘘ついた?
あの方かな、この方かな
胸に一物ありそうなお顔のラインナップで
疑心暗鬼の心もヒートアップです
謎が謎を呼びます
義経の悪知恵が鎌倉をひっかき回しています
頼朝が跡継ぎにと思っているから、しっかりしておくれ
心を磨いておくれ
と、いさめますが人ひとり命を落とすまでになってしまいました
義円さん、遅れて頼朝のもとに来て
一番に亡くなってしまいました
和歌も詠ったり、文武両道の方だったのですよね
その振る舞いが仇になり義経のさしがねにのって
義円は平家軍に墨俣川(すのまたがわ)で殺されました
義経は、ここまで推察しての言葉だったのでしょうか?
それなら、やり過ぎですよね
私は子供の頃から絵本を見て、憧れていた義経さんを
これが史実なら仕方ないけど三谷幸喜さん、どうなんでしょう?
頼朝は、一旦許した伊藤祐親父子を殺害しました
直に手を下したのは、あの善次です
義時は、そのことに怒りを覚え
「人を許す心が徳となるのではないですか」
と、頼朝に迫った
祐親暗殺に関しては、お見通しの義時の目には涙
頼朝には通じませんでした
梶原景時、善次、暗躍する者、多数
頼朝、何をするか分かりません
裏の裏が表に戻るとは限らない
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