路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【中山知子の取材備忘録・12.15】:石破首相、今年の漢字「謙」表明も国会答弁は「石破論法」で謙虚一辺倒ではなし?

2024-12-16 07:45:50 | 【国会(衆議院・参議院・議運 ・両院予算委員会他・議員定数・「1票の格差」...

【中山知子の取材備忘録・12.15】:石破首相、今年の漢字「謙」表明も国会答弁は「石破論法」で謙虚一辺倒ではなし?

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【中山知子の取材備忘録・12.15】:石破首相、今年の漢字「謙」表明も国会答弁は「石破論法」で謙虚一辺倒ではなし?

 2024年もまもなく終わろうとする時期に入った、今年の年末。1年の世相を1文字で表す恒例の「今年の漢字」が12日に発表され、3年ぶり5度目の「金」が選ばれた。

石破茂首相(2024年10月28日撮影)
石破茂首相(2024年10月28日撮影)

 「きん」と読むか「かね」と読むか、同じ「かね」でもカタカナの「カネ」と読むかで、印象はかなり異なる。夏のパリ五輪・パラリンピックでの日本選手団の金メダルラッシュという明るいニュースの一方で、「かね」は、深刻な社会問題になっている闇バイト強盗事件も反映した側面もある。「カネ」となれば自民党裏金事件の「政治とカネ」となる。身近な漢字でもあるが、1つの漢字で今年のさまざまな側面を表現する形となった。

 「今年の漢字」が発表される時期になると、時の首相も「今年の漢字」を問われ、答える。石破茂首相は「今年の漢字」が発表された12日、自身にとっての「今年の漢字」を問われて「謙」と答えた。「1字で、というのは難しいが、謙虚の『謙』」と切り出し「謙虚に、ひたすら己をむなしくして、いろんな方の意見を素直に承る。今年の後半は、この言葉をかみしめながら過ごしている」と述べた。

 首相に就任してまもなく、裏金問題に関して与野党論戦を行わないまま衆院解散に踏み切ったが、10月27日の衆院選で大敗。自民党が少数与党に陥ってしまったことで、政権運営はかつてない苦しいものになった。野党の協力なしに、国会審議もままならない現実について、率直な感情を漢字1文字に託した形になった。石破首相と戦った自民党総裁選で敗れたものの、林芳正官房長官が今年の漢字を「動」と答えたのとは、かなり対照的だった。

中山知子の取材備忘録

 ■中山知子の取材備忘録

 ◆中山知子(なかやま・ともこ) 日本新党が結成され、自民党政権→非自民の細川連立政権へ最初の政権交代が起きたころから、永田町を中心に取材を始める。1人で各党や政治家を回り「ひとり政治部」とも。現在、日刊スポーツNEWSデジタル編集部デスク。福岡県出身。青学大卒。 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・コラム・「中山知子の取材備忘録」】  2024年12月15日  11:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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