愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

自衛隊活躍妄想論に立つ安倍・高村派の憲法否定論を徹底的に批判すべし!

2015-03-28 | 集団的自衛権

ホンネが出た高村自衛隊活躍論!

高村氏がCSIS=戦略国際問題研究所で講演した内容が、NHKで振り撒かれました。政府側が何をばらまこうとしているか浮き彫りになりました。こうした妄想を論破していく必要があります。そこでポイントをまとめてみました。まず、記事をご覧ください。

NHK 高村副総裁が米で講演「安保法制整備は大改革」 3月28日 6時41分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150328/k10010030571000.html

自民党の高村副総裁は訪問先のワシントンで講演し、安全保障法制の整備は「新しい憲法解釈に基づく大改革だ」としたうえで、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しによって日米同盟をより強固にすることで、世界の安定に貢献したいという考えを示しました。
自民党の高村副総裁は、日本時間の28日未明、有力シンクタンク、「CSIS=戦略国際問題研究所」で講演しました。
この中で、高村氏は、「あらゆる問題が国際化した今日、一国で自国の平和を守ることはどこの国にも不可能だ。一国で自国の平和を守る力のない国が集団的自衛権を放棄することは、国民の安全を捨てることになりかねず、憲法が、国民を犠牲にして平和主義を守ることを求めているとは思えない」と述べ、去年7月の閣議決定で集団的自衛権の行使を容認したのは当然だという認識を示しました。
そして、政府・与党が進める安全保障法制の整備について、「新しい憲法解釈に基づく安保法制の大改革だ。自衛隊が十分に活躍できるよう法律を整備することで、日本は地域の安定のために、より主体的に貢献できるようになる」と述べ、意義を強調しました。
そのうえで、高村氏は、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しによって、「日米同盟の協力のポテンシャル=潜在能力はグローバルに広がる」と述べ、日米同盟をより強固にすることで世界の安定に貢献したいという考えを示しました。
また、高村氏は中国との関係について、「アジアの平和と繁栄をともに支えていくパートナーとなってほしい」とする一方で、「不透明な軍備増強と、東シナ海・南シナ海における海洋進出は懸念すべき動きだ」と指摘しました。(引用ここまで
 
 
1.「あらゆる問題が国際化した今日、一国で自国の平和を守ることはどこの国にも不可能だ」論。
いつの時代も「国際化」しています。第一次世界大戦以降の時代も「国際化」しているのに、敢えて、この理屈を持ち出しているところに、問題があります。しかも、「一国で自国の平和を守る」論も同じです。国連の機能を喪失させる意図が透けて見えてきます。
 
2.「一国で自国の平和を守る力のない国が集団的自衛権を放棄することは、国民の安全を捨てることになりかねず、憲法が、国民を犠牲にして平和主義を守ることを求めているとは思えない」論
これまでの集団的自衛権行使がどのような万尾であったかを全く無視した理屈です。どの国が集団的自衛権を放棄して自国の安全を捨てたというのでしょうか。
 
しかも、「憲法が、国民を犠牲にして平和主義を守ることを求めているとは思えない」などという屁理屈は本末転倒、主客転倒です。憲法を使っていないくせに、よくも、こんなことを言うことができるということです。こうしたスリカエ論法を暴き、憲法を使う、国際法を発展させることがますます大事です。「憲法を護る」のではなく「活かす!」論です。
 
3.「新しい憲法解釈に基づく安保法制の大改革だ。自衛隊が十分に活躍できるよう法律を整備することで、日本は地域の安定のために、より主体的に貢献できるようになる」論
「自衛隊が、十分に活躍できる」などと、「自衛隊平和維持万能」論の誤りは、歴史を視れば明らかです。同時に自衛隊を「活躍」させるための国内の諸問題をスルーした妄想です。このような現実を視ない政治家が跋扈することそのものが亡国政治と言えます。日本の平和、国民の平和な生活を発展させるためには、憲法を使うことです。
 
4.日米同盟の協力のポテンシャル=潜在能力はグローバルに広がる」論
アメリカの地盤沈下を補完することで、日本の立ち位置を高めていこうとする思惑が透けて見えてきます。思い上がりも甚だし限りです。アメリカと一緒になって地球的規模で自衛隊を「活躍」させていこうとするものです。これこそが身の丈をわきまえない妄想・暴論ということです。戦後アメリカは地盤沈下してきたのは違法な戦争をやってきたからです。このことを教訓にせず、同じ過ちを繰り返すというのです。全く無展望な妄想に基づくものです。
 
どうやって国内の財政危機問題、限界集落問題など、ピーマン状態になっている国内問題を解決しないで、地球的規模で自衛隊を「活躍」させるというのでしょうか。全くアホと言わなければなりません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする